
歌詞
作詞:岡崎琢磨
作曲:岡崎琢磨
ここで沈んでしまうのも 美しいと思えちゃうけれども 苦しいのは嫌なんで さよなら言おうと思うよ ささやかだった違和感さえ 日に日に膨張していくようだね いつまで無邪気でいられた あるいは一瞬たりとも 単純明快 相手が誰でも 大同小異 こっちの問題 乾坤一擲 それでも結局 口ずさむ 不毛なアイの歌 悲しかったら泣いていいんですか きみの近くで泣いていいんですか 被害者ならば泣いていいんですか 加害者だって泣いていいんだ 色づく間もなく枯れた恋と 情けも吹き飛ばすフラストレーション 何も気にせずに泣いていいね じゃなきゃ この倒錯に発狂しそうだった そしてまた ひとりになって 手当たり次第 傷つけ それで誰かを泣かせたって 全然平気な面をしてる 言われるまでもなくわかってるよ どうしようもない命だってこと それでもこの満たされなさが 心の襞 掻きむしってるよ 当たり前の人の営みを 受け入れられずに弱ってるよ 死ねば治る 死ななきゃ治らない 果てる前にこのエレジーを このエレジーを歌っていいですか 悲しかったら泣いていいんですか ひとりになれば泣いていいんですか この涙の意味がわかりますか いっそ死ねばすべて終わりますか 悲しかったら泣いていいですか ひざまずくから泣いていいですか 被害者ならば泣いていいですか 加害者だって泣いていいんだ 色づくことなく涸れた恋と 体すら蝕むフラストレーション 何も気にせずに泣いていいね そして この倒錯に発狂していくんだ 悲しかったら泣いていいですか このエレジーを歌っていいですか
楽曲解説
小説家ならではの言語感覚で加害者たちの心情を代弁した、譫言の初音源。
アーティスト情報
二人の現役小説家を擁する文学系スリーピースロックバンド。全楽曲の作詞作曲を岡崎琢磨(シリーズ累計220万部超『珈琲店タレーランの事件簿』作者)が担当。ベースは『憑きもどり』の映画化で話題の明利英司。ドラムの吉住浩太郎は公認会計士。 2018年結成。2019年10月に初の音源となるシングル『加害者エレジー/タイムライン』をリリース。2021年1月に2ndシングル『ミルフィーユ/ソフィー』リリース。 2021年1月にはTBS「水曜日のダウンタウン」ロード第15章募集企画にて、岡崎琢磨名義で応募した楽曲『万華鏡』が最終候補に選出、岡崎が同番組への出演を果たした。











