歌詞

それは遠い、遠い　はるか遠い昔　　　　　あなたが生まれる　ずっと前の話 そう　はるか彼方　いくつも海を越えて　　語り継がれる　遠い国の物語 小高い丘にそびえる　その城には　　　　　人々が恐れる　年老いた王がいた 王に寄り添う　若く美しい王妃には　　　　心ひそかに　忘れられぬ人がいた その甘い記憶　まるで黒蜜のよう　　　　　想い募らせ　ある夜、城を抜け出した 不自由な時代は　その恋を許さない　　　　愛、貫くために二人　海に身を投げた 『　二人、許されぬ恋ならば　　　　いっそ二つの星になって　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　輝く銀河の片隅で　永遠の愛を誓おう　』 それは遠い、遠い　はるか遠い昔　　　　　二つの星に生まれ変わった二人 　 そう　はるか彼方　いくつも時を越えて　　一年に一度、深く愛し合う二人 七夕の夜　人々は語り合う　　　　　　　『一年一度の儚さ…』と涙するけれど 『　人の浮世寝の月日など　　　　　まるで瞬きのようなもの　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　夜空に輝く星たちの　その命に比べれば　』 二つの星は　今宵、語り合う　　　　　　　幾千年　この先もずっと…