歌詞

青白い顔泳がせて 窮屈な海を笑いましょう どうせ夜明けに君は居ない そのくせ朝は仄暗い 散らした寝癖靡かせて 卑しげな風を抱きましょう こんな真昼に君は来ない 息が詰まるメトロの地下道を擦り歩く 鏡に笑われているみたいだ 嘘であればと何度も願ったさ 鏡に笑われているみたいだ 嘘であればな 醜い有様 トカレフで消えるさ 生まれてこなけりゃ善かったと この世で一番嘆いたさ 馬鹿に漬ける薬くださいな どう足掻いても歪な僕を その果てで笑ってんだろう 馬鹿が 赤い頬を踊らせた スコッチの行方はどこだろう グラスにあるのは抜けた小蝿だけ それを嘲笑う 向かいの踏切が切った啖呵 夢であれやと今でも過ぎるもの 生まれたまんまで真っ直ぐだった筈なのにさ 僕は僕でいない方が 実に歩き易くなるんだってよ 死んで変われたらどんなにと 嘆き疲れてはお目汚し 馬鹿に漬ける薬などねえよ ごめんね 僕は醜い割に聖書すら読めないの ああ 最低だ僕は 最悪な君は この世界をどう縫い合わすのだろう ああ 最低だ僕は 災厄は誰だ 息の根をとめても止まぬ狭窄と気虚 生まれてこなけりゃ善かったと 嘆き疲れたよ 生まれてこなけりゃ善かったよ 死んで変われたらどんなにと 嘆き疲れてはお目汚し 死んで変われたらどんなに善かったと でもね僕はそれほど悪いのでしょうか どう足掻いても どう足掻いても どう足掻いても治らない その果てで笑ってんだろう その果てで笑ってんだろう その果てで溢れるのは涙