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作詞:柳出まちこ
作曲:柳出まちこ
生まれたあの家にはもう戻れないけど 代わりの誰かよどうか幸せに暮らしておくれ 天気続きのこの頃は子どもの頃の5月の ひんやりとしたお勝手思い出す 恋しいあの相槌も そこに私の母が立っていて そこで私は思いつく限り 楽しいことを語っていた 穏やかな声は空まで広がった 灯りを無くした実家は日暮れ時こそ悲しげで 持ちきれずに置いてきた思いの塊を探したくなる 灯り取り戻した家は日暮れ時こそ満ち足りて 忙しなく鳴るお勝手嬉しかろう 彩のエプロンも それが私の姉じゃなくても そこに私が居なくても アカシアの天ぷらをやらなくても 擦り傷を忘れていられるような良い薬があるように 天気続きのこの頃は子どもの頃の5月の ぬるい風吹く縁側思い出す 恋しいあの眼差しも それが私の祖母のものなのか それが弟のものなのか はっきりと思い出せなくても 私が愛した人の影 そこで私の母は笑っていて そこで私は思いつく限り 楽しいことを語っていた そんな安らぎの毎日が あの家に続くことを祈ります 末長く
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