
歌詞
作詞:山下凡情
作曲:山下凡情
海辺のカフカ 美しくなりたい テレビの音聞こえない パンが腐って食べられない もう何年も恋してないから 海へ行こうとするけれど 行く宛もない友達もない 海へ行こうとするけれど りんごが腐るのが気になって仕方ない 美しくありたい 千円札でお支払い 父親を許したい もう何年も話してないから 海へ行こうとするけど 行く宛もない 束の間の渚 海へ行こうとするけれど 君の足を汚したくない 無駄なく喧嘩なくは難しいけれど 小声で愚痴を言う 一緒にゴミ捨てよう タルト・タタン食べに行こう 美しくなくていい
楽曲解説
この作品は2021年11月に発表した自主制作音源の「凡情」から約3年振りとなるリリースだ。 リズムレスバンドセット『山下凡情nard』のメンバーと共に録音された今作は、ピアノ、フルート、ベースそれぞれの演奏が土台となり日本フォークの怪しげな色味を感じさせる。前作『凡情』に引き続き一度聞けば口ずさめるようなメロディラインは健在で、誰にでもある微かな苦味や酸味を含んだ過去と現在を結び付けるような歌詞が曲全体を上手くまとめている。
アーティスト情報
シンガーソングライター。ギター弾き語りと、フルート・ピアノを含むバンド編成の両軸で活動中。 フォークやシティポップを軸に、現代的な感覚をメロディとリリックに織り交ぜる作風が特徴。 影響を受けたアーティストは、ビートルズ、荒井由実、細野晴臣、スピッツ、cero、くるり、The Strokes、Phoenixなど。 歌詞では「自分を自分たらしめること」を根に据え、恋人・時間・風景との関わりを丁寧に描写する。 等身大の感情や葛藤に寄り添いながら、どこか前向きな余白を残す言葉と、日常に寄り添うメロディを大切にしている。 ドラムなど主要なリズム楽器がないアンサンブル「山下凡情nard」での活動も開始し、2022年の西院フェスをはじめ精力的に活動を行っている。











