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作詞:らせん。
作曲:らせん。
リフレクト 嗚呼 今日も何処かで インディーズバンドが一つ死んだ 最後は笑いあって汗塗れ 美しく鳴り響くフィードバックは まるでこれからも続いていくような そんな気にさせる 弾けた火花は一瞬で 飛び散る火の粉の行き先なんて 誰も追いかけないよなって 懐かしい風景の一部で終わっちまうんだ 本当はあの頃だけじゃなくて 今も心を揺さぶらせたいのに 結局解散ライブですら ソールドアウト出来なかった 渋谷クラブなんちゃら しのものいってドロドロの関係性になる前に さっさと終わらせてしまえばよかったね 終わりが見えたら何か色々許せちゃって 最後くらいは円陣組んで「オーッ」なんて言って 溜まりに溜まった不満や鬱憤が 全部無くなって 押さえ付けた自分が解放されたら まるで気の抜けたコーラみたいな 酷く甘ったるい 腑抜けたライブしやがったよあいつは そんな仲間達の姿を見て 俺は此処に立っているんだ 亡霊よ もういねぇよ もういっちょ もういねぇよ 返してくれ あの頃の感性と感情を 大人ってぬるま湯に浸かって 金勘定の仕方を覚えてしまったから あいつはあいつを殺して 似合いもしないスーツに 袖を通していきやがったんだ 返してくれ あの頃の捻くれた歌詞と歌を メジャーってフィールドで 生き続けて行く術を覚えてしまったから あいつはあいつを捨てて 必死に自分と向き合って 闘っているんだ そんな仲間達の背中を見て 俺は此処に立っているんだ 亡霊よ もういねぇよ もういっちょ もういねぇよ 感謝しているどうであれ 今の現状を作り上げてくれた全ての人へ 下北沢の老舗ライブハウスに 初めて足を踏み入れた時 殴り書きのCD-Rを買ってくれて 「サイン下さい」って初めて言われた時 クソみたいなライブして項垂れていた僕に 次のライブを誘ってくれた時 解散しよっかって決めた夜に 「ウチのバンドアパートになれ」って 言ってくれた時 行ったこともない場所で 待ってくれる人がいた時 渋谷のど真ん中のHMVのど真ん中に 初めてCDが並んだ時 憧れていたあの人と 初めて同じフィールドに立った時 天狗になりかけた鼻を折って 「ちゃんとやれ」って言ってくれた時 諸事情の塊みたいな歌を ドラマに使わせてくれって頼まれた時 その電話が鳴った時 泣き崩れて喜んだスタッフの背中を見た時 そんな先代一隅のチャンスを掴めなくて 自分を恨んだ時 ギスギスしていくメンバーとの関係性に 幾度となく涙を流した時 鹿児島のサウナで殴り合った時 契約満了で回りの人間がいなくなった時 もう夢を見るのは辞めようと決めた日に 「それでも一緒にやりたいんだ」と 手を差し伸べてくれた時 嫌いになった場所がまた大切な場所に変わった時 もう一度 もう一度って立ち上がったのに 神様にイタズラをされた時 絶対的な自信に満ち溢れたあいつが 「もう終わりかもしれない」って呟いた時 それを隣で見て聞いて 何も言えない自分がいた時 夢さえ見なくなって 現実ばかりが大きくなっていくのに 気づかない自分がいた時 其れでも走り続けた友が 立ち止まらなきゃいけないと覚悟を決めた時 そんなどっちつかずの覚悟を盾に フラフラ逃げ続けた時 そんなどうしようもない姿を見捨てずに 見守ってくれた人が 帰ってこいとケツを叩いてくれた時 華やかな場所から遠ざかって 穏やかな毎日が続いても 其れでもこうやって描きたいことが浮かんだ時 其れでも今なお目の前で聴いてくれる 貴方達がいた時 俺は 此処に立ち続けなきゃって決めた 決めたんだ 嗚呼 今日も何処かで インディーズバンドが一つ死んだ 最後は笑いあって汗塗れ 悲しげに鳴り響くフィードバックは まるでこれからも続いていくような そんな気にさせる 弾けた火花は一瞬で 飛び散る火の粉の行き先なんて 誰も追いかけないよなって 懐かしい風景の一部で終わっちまうんだ 本当はあの頃だけじゃなくて あの頃だけじゃなくて あの頃だけじゃなくて あの頃だけじゃなくて 立ち上がれ全ての絶望から 己の才能が底ついても 限界がチラチラ見え隠れしても 今迄やってきたじゃないか いや今まで続けてきただけじゃないか 灯火はまだ残っているか 狼煙を上げる覚悟はあるか 望まれなくなるまで 其処に立ち続ける覚悟はあるか 亡霊よ オーエイオー もういっちょ オーエイオー
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