歌詞

作詞：小島滉介

作曲：小島滉介

キラリ揺れるライトは赤、繋ぎ止める息を継いで 思い出すのは灰の朝、上擦った叫びと雑踏 残光、滲み出す窓から、流れ込む言葉で研いで 切りつけて空を裂く、刃がこぼれ落ちて、また微かに、吐き出せない青に、曖昧、溢れだす三拍子 大概の感情は、影に隠れて半信半疑だって、だって誰でもない誰かのためだから 暗い顔一つ持っていく、聴きたくもない音が聞こえる、深い青を縫い込む糸ように、昇るため息と 吸い込んだその嘘を 落ちてきそうなこの雲を （意味のない空に　塞がったカルマ どこへ向かうか　さえも分からないまま） 心臓に全部ほら詰め込んで 全身に巡らせてしまっても 特になんの変化も起こらなくて どうしようもない 他人事なんて思うなよ 全人類そんなもんだろう それでも這いつくばってでも 燃えるから今日も美しい 暖かいと感じているのは 冬が寒さを繋いでくれたから 世界の終わりのような、この甘ったるい風の中 届いてしまいそうな、警告音、逸る脳の奥が まだ終わりだと言う 無駄なんかじゃない 今までも、そうやってきたでしょう？ （意味のない空に　塞がったカルマ どこへ向かうか　さあどこで会おうか） 分からないなんて知ったかぶりで 一体何が変わるというのか 夜空に浮かぶあのゴミだって 光を今そこで待っている 特別なんかじゃない、だけど 光を今ここで待っている 他人事なんて思うなよ 全人類そんなもんだろう 終わりは始まりなのかな だから涙は美しい 温かいと感じているのは 冬が想いを結んでくれたから だから今日も燃えている だから今日も息を継ぐ いつか僕も冬になるなら 明日も側にいるよ