
歌詞
作詞:伊藤陸/ゆふり
作曲:伊藤陸/ゆふり
未だ浮かれている杪夏通り過ぎるそよ風 涼しいと云う気づけば此処は夏だった。 一瞬、その一瞬でときめいた。 通り過ぎる人波 何か言いたそうな澄んだ瞳 惹き込まれた 「早く来い」と急かすんだ、曖昧なだけの濁った影 貴方に少し触れたくて踏み出して、宙に舞う 記憶の破片 見透かしてよもっと私に寄り添っていて 痛みと、不安症、白昼夢の堂々巡りの中で 再会まで遠い距離、時間を巻き戻して 繊細な憂いは既にうだるようにして 夏に溶けたのでした。 何となく、毎日はそれなり。 でも何となく、毎日が寂しい。 目を閉じたって、あの夏に置いてけぼりの 心に嘘を付けない。 耳澄ましてよぎゅっと私を抱きしめて 息せく、不感症、がらんどうの様な心の中で 幸いにも足りないのはずっと時間だけで 散らかった六畳一間で後に残るのは 透明な影でした。 ふと見に来たあの街はガラッと変わっていて 見慣れない風景向こう際に貴方は居なかったな 随分長く止まっていたのは私だけだった。 移りゆく季節に任せて歩き出してみる。 見透かしてよずっと私に寄り添っていて ありふれた風景、その全部が透き通って見える 様な想像を記憶から描き出して。青春の青い1ページいつかの彼と重なり合うのでした。 -透明人間、早く私を捕まえて-
アーティスト情報
2025年、東京発。"ユカリ" ゆふり(Vo./Gt.) ねる(Gt.) 伊藤陸(Ba.) TERRY(Dr.) 2024年4月結成、2025年本格始動。 コンセプチュアルなポップスを軸に据えながらも、その枠を軽々と飛び越える自由な音楽性。 ジャンルを横断しながらも、核にはどこか人肌のぬくもりと、物語性を帯びた世界観が息づいている。 「ポップ」という言葉の解釈を更新し続けるバンド、それが"ユカリ"。











