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・楽曲紹介 ゆうさりはniikawa rikoによるソロプロジェクト。清冽とは清らかに澄んで冷たいことをいい、『朝の清冽』にはその透徹した光景と機微が記されている。 前作『由来』からより音数を増し、弾き語りからアンビエント、インディー・オルタナティブロックの空気を呼び込む本楽曲。淡々としたクラシックギターや、歪んだエレキギターのドローン、サンプルされ、ときに小さなベルのように響く鍵盤の音色は、そのすべてが自室で録音された過程も相まって、描かれる肌寒い空気感と同時に、静かな熱をいびつにはらんでいる。それらの感覚は歌詞とともに繊細なまますくい上げられ、歌声によって強く昇華し、意思を持って届けられる。 ・セルフライナーノーツ 冬の朝の、仄暗い僅かな時間によせて。夏よりうすく、ななめで、冷たく澄んだ空気の形、日光の角度、その経過。夜明けのにおい。みたものがつくるこころのうごきと、こころのうごきがみせるものが流れ合っていること。体の中を鉱物のように、体の外を水のように形作るということ。 そのようなことを考えながら、はじめに歌詞を書きました。クラシックギターのフレーズができて、歌をのせて。そして私の中ではうんと音を増やして、歌詞の外側にある景色への感覚を、歌をくるむように録音しました。 これまでの作品「由来」「芽」のほとんどを、ギターと歌に少しのエフェクトで制作してきましたが、Predawn-The Gaze、Clairo-Sling、Leith Ross-To Learn, Moreや、Phoebe Bridgers、Gia Margaret、Pascal Pinon、JFDR……と好きな音楽を自分に蓄えていくなかで、静かだけれど豊かな作品へのあこがれがとても強くなりました。作詞曲、編曲や録音すべてに通底した、静かだけれど無口ではない、誠実な寡黙さと表現したくなるようなものに勇気づけられました。自分の内側や外側のことに、よい気持ちになったり憂鬱になったりする間、ただそこに美しく在ってくれるというような佇まい、距離感も魅力でした。もっと相手の目に話しかけたい、というような気持ちで、また、この景色を知ってるよと言ってもらいたい気持ちで、また、もうすこし色々な人が触れてくれますように、などと考えながら、制作をはじめました。
作詞:Riko Niikawa
作曲:Riko Niikawa
よみほどいて、朝の水脈を 透きとおる 呼気のいろ 飛んでいく あなたの 喉の奥で 静けさがいま爆ぜる みた夢も ひび割れる 明けゆく まだ待っている 小さいへやで いつか めぐり 肺をでる ふるえをほどき あなたにいえるまで 指の先を 瞼の背を 最初の光が 貫いた 見開いた 目と目は あなたの中の うずまく潮が こぼれぬようにうるんでいる まだ待っている 眩しいへやで いつか からり 転がって その結晶を ききとるために いま
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