歌詞

照らす日差しと 浮かぶかげろう いつもの坂道 息を切らして 重いペダルを漕ぐ 見慣れた街の 見慣れた景色 これで見納めか はりつくシャツが煩わしくて 午後3時5分 きっと今頃 いつものベンチで 僕を待ってる スカートが踊る その目に映る夢や希望が ひかりをまとって 君を遠くへ連れていくんだ そわそわした僕のこと 気づいた君がそっと笑った ばくばく高鳴る鼓動 気づかぬふりして笑い返した 照らす日差しに 浮かぶかげろう いつもの坂道 君を乗せて またペダルを漕ぐ 「ねえ あのおっきな入道雲 ソフトクリームみたいね」と言った 振り向けなかった だって どうしようもないんだ ずっと伝えられなかった 君はなにを思うの ゆらゆらゆれる波のよう 僕の心 渦を巻いた きらきら風なびく髪 二人の間を通り抜けるよ 言わなきゃいけないんだ 繰り返せない 夏の日 もうじき 夕立が来るよ そろそろ帰らないとって 君は手を振って背中を向けた 待って待って だって好きなんだ 君の腕を掴んだ