歌詞

初めてあなたを写した その時に浮かんだ思いが 僕を掴んで離さなかった あなたが笑うそのシーンが あなたを名付けるそのそぶりが 僕のサムネイルに名を連ねた 助演でしかないような僕が カメラマンになったその日は 僕の人生を青く染めた ひとかけら情を温かい 思い出にほろ苦いドラマに 垂らしてしまったんだ あなたの花びらと僕の棘は 甘いまま揺られてしまう そんな記憶の中でずっとあなたは ただ、浮かんでいたんだ それも綺麗だ 増えるキャストのその青さと 降り注ぐような思いは あなたを掴んで離さなかった グラス越しにかいた涙が 思い出に戻りたい弱さに 気づいてしまったんだ あなたの優しさと僕の声は 嵐に吹かれてしまう 離さないと誓ったはずの恋は ただ、ゆがんだ思いの 抜け殻だった あなたのただいまにぽつんと僕は 笑い皺を描いてしまう 変われない弱さにそっとあなたは 優しく　包んで　染め上げた 「私の花びらと貴方の棘は 甘いまま揺られていた あなたの弱さも寂しい言葉も 私がいるから、しまってよ」 君は笑った