歌詞

焦るように息をしていた 走らなくても息は切れていた 何もできずにただ眺めていた 星を光らす陽の溶け方を 言い訳なのか患いなのか 呼吸は浅く不安は深く 愛せずにいた憎んでいた 君を曇らす僕の今を 大義も名分もそれなりに沢山あって やるせない 不甲斐ない 許せず生きていた どこまでも続くのが怖くて 夢の中逃げ隠れていた それなのに光刺す窓から 君に見惚れていた アルペジオ 涙をなぞるように 奏でても言葉が出なくて 僕が思うより僕の歌には 君がいてくれたんだね 焦らぬように迷わぬように 君を見つけて ただ見つめて 情熱なのか運命(さだめ)なのか 甘い惰性も痛い幸も 祈りさえも誓いさえも 儚く脆いだなんて知ってた 憂いていた けど愛してしまった 理性なのか欲望なのか 夢を抱きしめ君に溺れた きっともう 戻れない 深い後悔に沈んでいく それでも理由(いみ)をくれた光に手を伸ばせ 変えられない過去を嘆くよりも 変えてみたい未来を歌にして いつの日かまた君のそばで 笑えるよう生きたい どこまでも続くこの世界に もう二度と生まれない光を 僕だけが歌にできることを 誇り歌ってみるよ アルペジオ 涙をなぞるように 奏でるよ 君を歌にして