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JACKPOT031

歌詞

作詞:立春

作曲:JACKPOT031

海へ雨へ 雲へ 何(なに)にだってなれた私が ついに到達した南北の果て そこは新たな始まりで 途方に暮れる 夏を知らないと 蝉(あなた)は笑った 銀のフレームが チリリと光る 私も笑う ぐらりと歪む視界 血が滲む中指は さかむけたまま 世界を飛んで 鳴いて すべてを閉じた  そばだてずとも振動する存在 春が来るとはなんでしょう ちぎられた翅が葦に成る 森羅万象、有象無象 何も取りこぼしてなどないのに 天地の芯は 遠ざかるばかり 焦れども 焦れども 筆は動かず 夜を知らないと 茸(あなた)は眠った ただよって舞って ふわりと吸い込む 私は起きよう 迎える朝はない 瞬く天幕の穴を そっと繋いだ 世界に根ざして 下へ すべてを抱(いだ)いた 知らず知らず 忍び寄る朝影 月が満ちるとはなんでしょう とけきった傘は土に還る 何も知らないと 蛇(あなた)は考えて 貪欲に求める姿は もう見えない 私も考えて 立ちすくんで それでも 世界を這って 囁いて すべてを嚥下 冷え切った薄皮  消えない記録 知を識るとはなんでしょう めくれた鱗に知恵が生る 考えては立ち止まる 飽きることを知らずに繰り返す 熟れた実を傍(かたわら)に 次のページへ 次のページへ

楽曲解説

何も知らないということを知ること。 そしてそれを知ったとき「知る」ということに果てがないことを「知る」 この楽曲のテーマは「無知の知」です。 「春が来るとはなんでしょう」「月が満ちるとはなんでしょう」 これらの問いかけは、その存在が、知らないことを認識した際に生じたものです。 問いは無限に広がり、「知を識るとはなんでしょう」へと至ります。 それは、知ることができないことを知ろうとすること。 知の探求に終わりはありません。 たとえ、林檎を持っていたとしても

アーティスト情報

「JACKPOT031(ジャックポットゼロサンイチ)」は、北海道出身のAI活用型アーティスト。アーティスト名は、昔吸っていたタバコの銘柄と適当な数字。 楽譜も読めず、楽器も弾けず、歌も上手くない── それでも「作品を世に送り出したい」という思いから、AI技術を活用した音楽活動をスタート。 作詞はChatGPTとの“対話”を通じて構想を膨らませ、自ら編集・構成。 曲やボーカル、イラスト制作にもAIを取り入れている。 2024年10月24日、1stシングル『漂う星のように』をYouTubeに投稿し、活動を本格始動。 表現をあきらめかけていた自分がAIと出会い“なにか”になれたように、 同じように悩む誰かに、小さなきっかけを届けられたらと願っている。

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