歌詞

作詞：伊藤 光

作曲：伊藤 光

脇役のマーチ 最初は独り 歌ってるとこから始まる 今日も下向いて歌ってるの 主役にはなれないメロディー 歩いていくだけで手一杯の僕ら 重い足音を鳴らしてく 明日の準備で今日も終わって それの繰り返し 言えなかった言いたいこと 言わなかった別にいいこと 思い残したように振り返る 誰かにとってのたかだか脇役の一人が 誰かにとってのたった一人になっている そうやって地球は回って ドラムロールも速度上げて 誰かにとってと わたしにとっての あなたがいる 脇役のマーチ 段々大きく 独りが幾つも集まって 自分の台詞はあんまりないけど 今だけは自由に歌おうよ あの駆け上がった階段の 飛ばした段に落ちていたもの 寝たフリで誤魔化した君の顔を 僕は知ってるよ 今だって今日だって 歌ってる間に過ぎてしまう 明日だって未来だって 気付かないうちに昨日になる 誰かに決められたわけでもなく 主人公役は誰かに譲って じゃあ一体誰が君の名前を名乗るんだ 誰かにとってのたかだか脇役の一人が 誰かにとってのたった一人になっている 聴こえていますか この歌が あなたに向けて歌っている 誰かにとってじゃなくて わたしのあなたへ あなたへ 脇役のマーチ 最後もひとり だけど耳には残っている 明日の準備はもう要らないよ きっと大丈夫