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夏が終わると扇子の如く捨てられてしまう女の歌。
作詞:加藤伎乃
作曲:加藤伎乃
黒い夜空 赤いお月さま 銀杏の葉散って コントラスト 月の船で空を泳ぐわ 天から月夜鴉 貴方を視る ちょいとあんたの裾をひっぱって呼び止めて エサ撒いて外へ外へ放つ放つ時よ止めて まるであたしは 秋の扇 夏が終わると用済み箱行きなんでしょ まるであたしは 秋の扇 夏が終わると存在自体忘れられちゃうんでしょ 暦を数えて 一日千秋 心躍らせ 貴方を待つ 時が経てども 音沙汰が無いわ ぬか喜び 肌寒い夜 ちょいと待ってあんたの視線が欲しいのよ エサ撒いても外へ外へ放つ放つ時よ戻れ まるであたしは 秋の扇 微睡みの中で貴方にそっと寄りかかり まるであたしは 秋の扇 夢から覚めたくないの 心が枯れてしまうでしょ まるであたしは 秋の扇 中途半端に優しくしたりしないでよ まるであたしは 秋の扇 都合の良い時に呼んでくれてもいい だから まるであたしは 秋の扇 ズタボロに傷つけられても忘れられたくない まるであたしは 秋の扇 夏が終わると存在自体忘れられちゃうんでしょ
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