歌詞

売れないチケット 俺の価値だ あいつはいいよなって呟く日々だ 何もしてない言い訳並べて 迫った明日に「死ね」って言った だけど全く強くはないから 誰にも気づき悟られぬように 虚勢を張っては消えゆく様を無様だと笑ってたのは過去の俺だ やめちまえよこんな歌 やめちまえよそんな演奏 やめちまえよそんな表現 やめちまえよ音楽自体をさ 幾つになっても尽きぬ妄想と歳を取る毎に積もった責任が 攻守を交代しながらいつまでも喧嘩してオワコンにもなれない音楽家を誕生させた SNS上ではふざけ倒して 嫉妬や悲しみに一人震えて 深夜2:47に自傷行為にも似たこんな歌を他人のあなたにぶつけることにした 誰も見てない誰も知らない誰も興味ない俺の歌は 誰にも知られずに姿を消して 誰かが吐いた吐瀉物の中にひっそり紛れ込んでいるのでした 朝日が昇って 月に吠えて 悲しみを拭う手段を今日も探して 感情の制御なんて気にしないでいいなら あなたのように歌を歌いたいや ねぇ音楽 今の俺はちゃんとできてるかな ねぇ音楽 今の俺の歌は届いてるかな ねぇ音楽 今の俺は生きてるかな ねぇ音楽 俺はまだ死ななくていいかな ほんの小さな出来事に俺は傷ついて 嘘みたいな憂鬱が馬鹿に襲った 五月蝿いくらいに捲し立てたライブの宣伝より他人の曲を歌うあいつのいいねが伸びた 名前だけでも覚えて帰ってください 物販もあるんで冷やかしに来てください 生死を彷徨う戦いの場でのファイティングポーズがそれかよって唾を吐いてた 気づいてないふりをしていたのは てめぇの方で情けない無情が胸を貫き なんで音楽やってんの？って言葉に応えられずに俺は健やかに大人になった 本当は怖くて仕方がないのに助けてなんて言えるはずないのに 震えた掌握ってくれたあなたが音楽にしてくれた 音楽がなくても死なないのに どうしてこんなに愛おしい 朝日が昇って 月に吠えて 悲しみを拭う手段を今日も探して 感情の制御なんて気にしないでいいなら あなたのように歌を歌いたいや 今 たった今から人生 お前に用があるんだ 美しく燃える賛歌よ 愛とロックンロール以外は嘘だと言ってくれ さあ もうすぐ音楽は終わりを告げる 悲しみも怒りも喜びも慈しみも 全て音楽に還元していく 生き様と血と汗の中でまぐわった真実よ 声に出して超えていけ ごめんなさいもありがとうも全てをこめれたら 今日この日 誰よりも音楽になれたら そう願いながらあなたに聞かせる歌をその曲名を 「音楽」今 そう名付けられたら それほどに幸せなことはないな ないな 俺は俺でよかった 俺は俺でよかった 俺は俺でよかった そんな音楽になるといいな