歌詞

作詞：さとう。

作曲：さとう。

気がつくともう夜が来ていて この部屋に残った匂い 溢れそうになる前に慌てて コーヒーで搔き消した 未だに思い出すの あなたの言葉を どれも正しすぎて つまらないや 此の期に及んでまだ、悪いとこばかり 探してる ごめんね。 別に幸せになりたかったんじゃないけど 幸せじゃなくてもいいと思ってたけど 「幸せになってね」って言われたあの日 気づいたの私、ずっと幸せだった 色違いの片割れのコップに 飲めやしない 無糖の匂い 蓋しようとして 間に合わないから 取り敢えず、目を閉じた 未だに思い出すの、あなたの言葉を。 どれもありきたりで、胸が痛いや この期に及んでまだ言い訳ばかり 並べてる、ずるいね。 別に幸せになりたかったんじゃないけど 幸せじゃなくてもいいと思ってたけど 「幸せになってね」って言われたあの日 気づいたの私、ずっと幸せだった あの映画のセリフが嫌い 夕焼けに浮かぶ雲が嫌い 雨上がりの澄んだ空が嫌い もう、もう、嫌い。 この部屋のどこを見渡しても 誰かの破片が散らばってるから 嫌い。この街すら。 思い出すから、溢れちゃうから。 別に幸せになりたかったんじゃないけど、 幸せじゃなくてもいいと思ってたけど、 「幸せになってね」って言われたあの日 気付いたよ、でも、遅すぎたなあ。 幸せだった。 行き場のないコーヒーの香り。