歌詞

作詞：上嶋 温人

作曲：上嶋 温人

退廃した街を歩く 嘘をついてるような新品のスーツで 不本意にも曲がったそれが俺を写しているようで少し微笑んだ 苦しむ暇も無くなって苦いコーヒーも分からなくなった 固まりきった言葉たちは今日も水槽の中で生かされる 思い出の中に潜んでる 現在を否定するただの日々 あの頃を思い出したくなくてこのギルドを選んだんだろう？ 思い描いた世界には一度たりともなった事はない 諦められたならあの川沿いの喫茶店で 苦渋だったものを飲もうか 何も分からずスーツに紛れ込んでしまった あの夜に思いを投げ出すのも夜に悪いしな 「人」の右側の線みたいなこの生活は 左側になったら赤子の手を捻るかなぁ しわが多ければ偉いのか 首を縦に振れば偉いのか 人間らしく生きている俺が 幸せじゃない根拠は何だ 無関心が生んだ化け物に囲まれてしまった この街の片隅の窓際席で文字を刻んでる 「人」の左側の線みたいなあの生活を 妬むだけ妬んではスーツは綺麗そのもの 思い描いた世界はもう 消費期限切れのようです 何も分からずスーツに紛れ込んでしまった あの夜に思いを吐き出すのも夜に悪いしな 理想だけ見たまま老いて枯れたこの生活は あの苦渋では描けぬ程 苦く冷めきっている 退廃した街を歩く 嘘をついてるような新品のスーツで 不本意にも曲がったそれが俺を写しているようで少し微笑んだ 苦しむ暇も無くなって苦いコーヒーも分からなくなった 固まりきった言葉たちは今日も水槽の中で生かされる