歌詞

作詞：早川凌平

作曲：早川凌平

サヨナラの合図だった　君の瞳に写る世界は どんな瞬間よりも蒼く溶けていた つまらない感情が 焼き付いて痣に変わった 僕にとっちゃ何の意味もない 世界の出来事なのに 赤く色づいた頬で塗り直して もう会えない君の鳴り止まぬ音に乗せて 心から通い合った日も今振り返ると総て哀れ 深い悲しみの中に落とした雨はもう空に食べられて 心から抱(いだ)き合った日も今となれば総て哀れ 不安さえも声も残っていないのは君がいなくなった この日々と向き合おうとしない僕がいるから サヨナラへ向かう風は　僕の心まで届いた それはきっと戻れない世界の出来事なのに まだ僕は君に何か伝えたくて また鳴り止んだ音に耳を澄まして消えた 貫いたままの方がずっと美しいよ 何処かでまた迷って不安になってあがいて もがいてみても もう遅いから 貫いたままで今の君のままでいてよ 誰かに夢もない現実ばっか教えてしまうくらいなら いっそ そのままの君で 分かり合えなかったことすらも 総て美しいと告げる哀れ 心から笑い合った日さえも いつしか嘘に見えてしまう 深い悲しみの中に零れた光を今探しに行こうよ あの頃みたいな美しいときに もう一度戻れるように 心から愛し合った日も今振り返ると総て哀れ 深い喜びの中に落とした願いも空に食べられて 心から誓い合った日も今となれば総て哀れ 迷いさえも声も残っていないのは 君がいなくなったこの日々を 受け入れた僕がいるから