
歌詞
作詞:ヤキムラ
作曲:ヤキムラ
木曜日、目が覚めた。本当に寝ていたのか、それとも寝たふりをしていただけなのか。最近、不眠が悪化している。 外に引きずり出す。外は晴れている。日差しが肌を焼く。湿度が肺を溺れさせる。なぜ、なぜ、なぜ、なぜ。 午前10時39分。老人が路上で物乞いをしている。服は汚れている。無視する。 午前11時28分。ヘッドホンを外して汗を拭う。湿度がさらに悪化している。肺はもう半分まで来ている。 午前11時47分。時間を確認する。遅刻じゃない。ちょうどいい時間だ。少し早いくらいだ。でも、なぜ、なぜ、なぜ、なぜ。 今日は雨は降らない。天気予報は正しかった。とても暑い。とても湿気が多い。 正午12時。バス停にいる。バスは満員だ。いつもより混んでいる。あなたの目が目立っている。あれは独特の目だ。あなたが私を見る。私もあなたを見る。あなたは去る。12時21分。 なぜ。12時22分。なぜ。12時23分。まだあなたのことを考えている。12時23分。考えるのをやめられない。12時23分。あなたは私の心を苦しめて、去っていった。12時24分。 また会えるだろうか。12時24分。また会ったとしても、あなただと分かるだろうか。12時24分。あなたは同じままだろうか。12時24分。あなたが遠くに行けば行くほど、細かいことを思い出す。12時24分。あなたの下唇は乾いていた。12時24分。何度も舐めていた。12時24分。あなたの目は深い黒だった。12時24分。あなたの左手は右手よりも小さかった。12時24分。 ショーペンハウアーが言っていた。人生は振り子のように、苦痛と退屈の間を揺れ動いている、と。12時25分。そしてあなたは、その振り子を退屈から苦痛の方へ押し出した。午後1時29分。 あなたに会える確率はどれくらいだったんだろう。なぜ、なぜ、なぜ、なぜ。会わなければよかった。あなたは私を苦しめるために来た。そして最悪なのは、あなたはそれに気づいていないことだ。あなたにそのつもりは微塵もなかった。私を苦しめているのは、私の心だ。あいつが悪いんだ。午後2時13分。 ヘッドホンはまだ汗で濡れている。午後4時57分。あの老人はまだそこにいる。午後9時39分。ニュースは経済の話をしている。午後10時53分。まだ考えている。なぜ、なぜ、なぜ。 午前1時23分。寝ることにしよう。寝たふりをしよう。さよなら。
アーティスト情報
ヤキムラです リンク: https://red-smile-studios.neocities.org/










