歌詞

作詞：おはなみ

作曲：おはなみ

眠れない夜は錆びたギターを抱えた 君が好きだと言った唄を爪弾いて止めた 年老いていくことに心底怯えていた 出来損ないのまま 酸素を削っていった 君のいない明日を呪った 僕のいない明日を思った 居場所のない場所を探した 何にも持ってなかった 必死で生きていると思った 端から見れば怠惰だった 陽だまりにいるのに ずっと寒くって 馬鹿にすんな ふざけんな 振り回してやるよ ど真ん中ぶち抜くような 唄を歌ってやろう 優しく黙って頷いた あの子はもういないよ どうせいつかは その手を離すんだ 分かっているんだろう 身動きが取れない 深くは眠れない 頭が回らない 上手に話せない 間違いたくない 嫌われたくない もう一人にはなりたくない 心なんて こんなものしか持ってないや 朝になる前に全部忘れてしまえ 大抵はどうにもならないことばかりだ 願いも祈りも君の前じゃ塵芥 出来損ないのまま 酸素を削っていった 馬鹿にすんな ふざけんな 振り回してやるよ ど真ん中ぶち抜くような 唄を歌ってやろう 優しく黙って頷いた あの子はもういないよ あの子はもう いないんだよ 馬鹿にすんな ふざけんな 君のための僕じゃない その背中蹴飛ばすような 唄を歌ってやろう 無様で愚鈍で俯いた あの子はもういないよ どうせいつかは この声も死ぬんだ 忘れていないだろう