歌詞

作詞：shiie

作曲：shiie

終わりはいつだって唐突で この街にもそれは平等で 焦り鳴き急いだ蝉時雨 生温い風　頬を掠めてった 街を見下ろす　高台に登った 海の先は　見えなかった 波打ち際　いつもあの子は　 どこか遠い目をして　歌ってた 次の夏も会えるかなって 寂しそうに笑うばかりだった 終わりゆくこの街で一人 彷徨い歩けども答えはない 煽ってくれるなよ　蝉時雨 生温い風　纏わりつくように 街を見下ろす　高台に登った どこへも行けやしないのに 波打ち際　いつもあの子は　 海の向こうの歌　歌ってた 次の夏は会えるかなって そんな顔をしないでほしかった 風が凪いだ　蝉は鳴き止んだ 静かになる街　夕闇が来る 波打ち際　いつもあの子は なぜか遠い目をして　歌っていた 次の夏も会えるかなって 笑ったその理由も 今ならわかるような気がして 風はまた吹きはじめるだろう 蝉の声もはじまるだろう 誰もいない波打ち際で 君の歌は忘れてしまった 思い出せるのは　あの色だけ