歌詞

一つ、二つとありもしないことを並べている やけに乾いた風の音が遠くなるまで 眼を開けず、瞼の裏をじっと見る ひどく身勝手な夢で今日を眠る 判然としていないが錆び付いた心が煩わしい 煩わしく思えているパーツもいつか錆びるかな 誰も居ない、今は午後の果て 夜が長く深呼吸する ねえ、分からないよ 今も声は届いているのかい？ 決して入れ替わらない空気を食んでいる 淡い想いに居座りたいのに光らない夜も手離せない 糸を通すように息を吐く 二つ、三つと数えても目が冴えてしまうようだ やけに響いた時計の針に粘り気を見る 不意に落ちる、冷気で叩かれ目が醒める 何にも変わっていないまま今日に着く ねえ、分からないよ ちゃんと正しく動いているのかい？ 決して入れ替わらない自分に問うている ありのままを思っていたいのに心が心を動かせない 息を吸うように息を吐く