歌詞

作詞：伊勢広

作曲：伊勢広

あぁ　星ふらしが夜空に蒔いた種 あぁ　花が咲く前に　もう摘み取ってしまえ あぁ　夢の中で確かに触れた頬 あぁ　目が覚める前に　もう諦めてしまえ ほんの一握りの想い出じゃないか 明日に持ってくのは難しいことなのか 平然と空を飛んだおもちゃの飛行船　街を見下ろせ 気の利かないせりふたちが　この歌をつくってる 猛然と朝を駆けたブリキの少年　心軋んで 零した涙の味なんて　幻なんだろう あぁ　僕はいつまでも夢に縋っていて あぁ　「始め」の合図はいつだって突然に あぁ　あの雲のようにふわりと流れれば あぁ　一度諦めた世界は綺麗だな ぬるい風に揺れた髪が胸に爆ぜた 明日に君は何を見出したんだろうか 朗々と空に散った短い歌にも名前をつけんだ 気の利いたせりふだけじゃ　あなたには届かない 延々と夜を待ったねじを巻く少女　大人になって 交わした誓いの意味なんて　忘れてくんだろう 現実に毛が生えたような桃源郷を横目に往く 想像に容易いような未来はいらないぜ 目も当てられないような悲惨な過去でも 「change my life!」 命を捨てるような覚悟はいらないぜ 平然と空を飛んだおもちゃの飛行船　街を見下ろせ 気の利かないせりふたちが　この歌をつくってるんだよ 猛然と朝を駆けたブリキの少年　心軋んで 零した涙の味だって　忘れないでよ