歌詞

作詞：堤宙夢

作曲：堤宙夢/Seiyar

雨が垂れそうな曇天が 今日も今日とて空を覆っている 汚い僕らに覆い被さって 希釈した思想に蓋している 艶やかに垂らす振袖の 隙間縫い落ちてった雫に 歓迎を諭す誘惑は 世迷言と一緒に散っていった 井の中の蛙大海を知らず 帯に短し襷に長し 命長けりゃ辱多し 現し世を瞼で蓋しろ 綺麗物だけを求めてろ 綺麗物だけを手の中に 紛い物は雨に打たれてろ それなら僕達はどうなる 皆が綺麗だと思ってる 皆が汚いと思ってる 相反する 二つの着眼点 節穴を通りすごし眼に蓋をする 艶めかし滴って落ちる 花弁が流れてった側溝に あの日零した意味も無き言葉 一緒に流しさってしまえばいいや 無秩序を垂れ流す口を 身勝手が入り込む耳元を 傍観を決め込む瞳を 全て悟って蓋すりゃいいんだ 綺麗物だけを求めてろ 綺麗物だけを手の中に 紛い物は雨に打たれてろ それなら僕達はどうなる 皆が特別と思ってる 皆が孤独感と戦ってる 感覚的 悲壮漂わせ 独善的な空に雨雲で蓋をする どうでもいい空ばっかり 右も左もきっとうんざり 未知がたらしこむ言葉に 頭を溶かされている 滴る物は美しいと 賞賛されてはいけないのか いつも上から覗く奴は出てこない 上書きされた物 吊るされた物 汚い物に蓋をしろ 上書きされた物 吊るされた物 汚い物に蓋をしろ 綺麗物だけを求めてろ 綺麗物だけを手の平に 紛い物は雨に打たれてろ それなら僕達はどうする 手負いな心情に鞭を打って 潔癖な空に吐瀉を散らして 非現実 思想を押し付けて 優しさ垂れ下がり要は空虚 道すがらに踏みにじった藤を 反共主義者がのさばる青を 蓋をする