歌詞

知らない音楽で泣いた　知っている人 近くに居るのに　知った気でいるだけ 愛する人から愛されるとは　限らない 憎まれるとも同様に限らない 何の変哲もない日常が壊れないように 少し　我慢してて よく笑って　傷負って 知らないうちに傷つけて 隠れて泣いた 同じ曲を聞いたこと　違う音を聞いたこと 向き合わずに　一緒に逃げようと思っただけで 分かったふり　知らんぷり　平気なふり　病気のふり 座った場所から見えたのは　いろんな人 ファムファタール　たまゆら　タール 別にガキじゃあるまいし　顔を近づけて吸い込んで咳き込んで 所詮　赤の他人　愛してたかった他人 耳につけた呼吸器　吹き返す　気が狂わないよう 忘れてない　忘れないでと願って　あとを残す 雑多 飾り気ない平凡と少しの非凡を　身に纏いつけて 朦朧とした意識の中で 大切な人が側に居て　嫌いなのに近くに居て 幸せを噛みしめると　もっと苦しくなっていく 有象無象　平穏と少しの不穏を　巡り巡って のうのうと　したり顔で生き延びて それなりに抱え込む 普通も異常も希望も絶望だって　全部引っ括めて 平然と愛せる様になるまで 頭がおかしくならないように 馬鹿げた日々を しっかりと傷を負う日々を 少し時間をかけてでも 真っ当に　その日々を