歌詞
作詞:喉黒一
作曲:喉黒一
改札を抜ければ 最短ルートを目指す 無機質な足音が鳴り響いた 見上げるしかないじゃない いつまでそうやってんの 何者にもなれる この世界で どうしようもない うぬぼれた僕は恋をして あれもこれもない からっぽの君とキスをした 名前なんてない 僕らの関係で ずっと いさせて このまま 何者でもない僕ら 何も残さない日々を僕ら 選んだ 二人だけを残して さようなら 駅名のないホームで揺れる 肩越しに咲く桜 予定通りの電車を見送った 足踏みですり減らす踵はもうないみたいだ 理想ばかりじゃ生きれないだろうか ひらひらと舞う蝶ならば 雨の日も構わず行くでしょう そうさ 僕らもきっと 浮ついたまんま 「好き」だってだけで 飛んで行けるんだ さぁ、踊りだそう ここから 抜け出した場所で 何者でもない僕ら 不確かな日々でも行こう 僕ら... 何者でもない僕ら 何も残さない日々を僕ら 選んだ 二人だけを残して さようなら 「何者」になれなくても いいよ 「二人」であれるなら いいよ すれ違ってく季節に手を振って 予定外の電車に飛び乗った 改札を抜ければ 桜舞う 光の中 僕は君の手をとって生きてくんだ
楽曲解説
「何者」は、多様な愛の形、人生の選択を歌にしました。 「何者」にでもなれる現代で、「何者」にもならない選択をすること。何かを残そうとする生き方と同じように、何も残さない生き方もあっていい。そう思って〈何者でもない僕ら 何も残さない日々を僕ら 選んだ〉と歌詞にしました。 自分が「何者」であるかを考えた時、僕の場合、シンガーソングライターとしてアコースティックギターでどれだけ“Rock”できるか、常に試行錯誤しています。 だからこそ「何者」の楽曲アレンジは、あえてアコースティックギターとボーカルのみで、シンプルに仕上げました。軽快なギターのリズムと心地よいメロディが特長です。シンプルなアレンジだからこそ歌詞の世界観もダイレクトに感じてもらえると思います。
アーティスト情報
2022年ファーストフルアルバムでインディーズ・デビュー。楽曲が日本テレビ「バスリズム02」で取り上げられる。2023年ファーストEPをリリース。収録曲の「人間ズボラ」には、お笑い芸人に牧野ステテコが出演するなど話題を集める。2025年「何者」、「東京シンデレラ」をデジタルリリース。












