春夏秋冬

モグらいおん
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楽曲解説

ボーカル青木が25歳を迎えるころ、自身の生きた四半世紀を振り返った私的な曲ですが、男性は共感を得る部分が多いのではないでしょうか。

歌詞

作詞:青木恒

作曲:青木恒

東京の夜は久々の雨空 私は久々に鉛筆を取る 惰性に任せたこの歌よ 世界の果てまで飛んでゆけ 放課後のチャイムが嬉しくて駆け回っていたのは15年前 寄り道近道は冒険で つららは正義の剣でした あのコの事が大好きで気がつきゃ毛が生えていた10年前 自転車は自動車より素敵な乗り物で私は青春の意味を知ったのです 春夏秋冬繰り返し 私は今日も歳をとります 春夏秋冬繰り返し 季節を感じることが出来なくなるのです 周囲の視線と自我の間で揺れ動いていたのは5年前 タバコに火をつけ東京を目指し 睡眠という快楽に溺れました そうして今 私は歌っています ここにいる私のため歌っています ステージを降りれば残念な男ですが ここにいる私はとにかく歌うのです 春夏秋冬繰り返し 私は今日も醜くなります 春夏秋冬繰り返し それでも私は歌うのです 春夏秋冬繰り返し 私は今日も歳をとります 春夏秋冬繰り返し 唄いながら死んでいきたいのです 爆弾の音で目覚める朝に 春は意味もなく笑いかける エゴに踏みにじられた大地に 夏は容赦なく照りつける キレイでキレイなキレイすぎる秋は 私に笑いかけることもなく 冬がやってきて悲しみを唄い 憎しみを唄って 世界が終わる 雨が雨が強く降って 私の心を撃ちぬいてゆく あなたには聞こえるか私の声が 春と夏と秋と冬が この街にはいつもやってきて 私は生まれ流されて流されて傷ついて傷ついて傷ついてきたけれど それでも季節の螺旋の中で 死ぬまで生きてやろうと決めた 東京の夜は久々の雨空 私は久々にベランダに出る 変わらぬ毎日を生きているあなたへ 惰性に任せたこの唄を贈ろう

アーティスト情報

都内を中心に活動したりしていなかったりするモグらいおんというバンドのアカウントです。

shea

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