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致死量のプラシーボ
mafin

歌詞

作詞:西山おね

作曲:西山おね

また今日も 処方された 「愛してる」の カプセル 成分なんて 入ってない ただの 甘い砂糖菓子 分かってて 飲み込むの 水なしで 喉を通す 効くはずない 偽薬(ウソ)なのに 痛みが すっと引いていく 有効成分は ゼロパーセント あなたの言葉は プラシーボ 信じる わたしが バカなだけ 脳内麻薬で 誤魔化して 用法用量を 間違えてる 致死量くらい 飲ませてよ 副作用で 苦しんでも その優しさが 欲しいから 添付文書 捨てちゃった リスクなんて 読みたくない 「一生 一緒だよ」 臨床試験も してないくせに 耐性が ついてくる 1錠じゃ もう足りない もっと 強い言葉で 現実(リアル)の感覚 麻痺させて 治癒する 見込みは ゼロパーセント この関係は プラシーボ 患部を 隠しているだけで 病状 悪化してるのに 依存性だけが 高まって 禁断症状 震えてる 毒でもいい 皿までも 今すぐ わたしに 与えてよ 二重盲検(ダブルブラインド) テストかな あなたも 騙されてるの? それとも 白衣 着たまま 笑って 見てるの? 有効成分が 溢れてる あなたを包む オブラート 信じ込むから 効くだけの 哀れな わたしの 民間療法 用法用量を 守れない 致死量 超えて 飲ませてよ 副作用で 死ねるのなら それはそれで 幸せね 有効成分は 嘘(ゼロ)ばかり あなたのキスは プラシーボ 信じた わたしが バカなだけ 自己暗示かけて 誤魔化して 小さな約束は 守れないよ 100錠くらい 飲ませてよ 副作用で 痛むのなら その優しさが クセになる 欲しかった

楽曲解説

効かないと分かっている言葉ほど、なぜか手放せない。 「愛してる」を薬のカプセルに見立て、優しい嘘に依存していく感情を医療用語で描いた一曲。「有効成分はゼロパーセント」と分かっていながら、それでも「致死量くらい飲ませてよ」と求めてしまう。 冷静な自己分析と、抜け出せない依存。その矛盾を全部さらけ出した、mafinの中でも際立って中毒性の高い一曲です。

アーティスト情報

「シニカル・ラブポップ」を掲げ、言いたくても言えない感情を音楽にしている。デジタル用語やビジネス用語を恋愛のメタファーに変換する作詞スタイルが特徴で、怒りでも悲しみでもない、冷めた視点と内なる熱量が同居する歌詞世界を描く。 作詞・プロデュース:西山おね

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