歌詞

作詞：鈴木玲音

作曲：鈴木玲音

知らない方がマシさ 君がいない世界じゃどんな歌も どんな歌詞も思いつきやしないよ 知らない方がマシさ 君の描いた世界の物語の結末は きっと悲劇で終わるんだろう 「おはよう」「おやすみ」「いただきます」 でさえ僕にいつも教えてくれたのに 「さよなら」「ありがとう」「またいつか会おう」 は言わないで行ってしまうんだね ああ、きっと 僕のこんな生き方じゃどんな物語も描けないが ああ、きっと君のあの生き方を僕は歌にして残すよ 難しい言葉は分からないけど 僕は君を忘れないから 忘れてしまいたいな 君がいた生活の色彩も音色も 感情もまえがきも 「文字ばかり見ると眠くなる 　なんてまるで本の中の人みたい」 だなんて皮肉を僕に投げかけた 君が書いた小説には僕の面影はないんだ ああ、きっと 僕のあんな言い方じゃ 何にも伝わりはしなかった けど下手くそな歌声を好きだと言ってくれたから 難しい言葉は使わないように まっすぐに目を見て ああ、人生の半分が終わってしまったんだ ああ、僕の人生の半分が終わってしまった 君の段落もクソもないような下手くそで最高な物語は ずっと引き出し中に眠ったまま ああ、きっと 君のあの笑い声を僕は忘れることは出来ないや きっと君の最後を飾るあとがきを 僕か書かなくちゃ やっと終わりが見えてきたよ 最悪な歌が出来るよ ああ、ずっと君が大好きだった そんな歌詞になってしまった 難しい君がいない世界で 僕はなぜか歌を歌う 僕は君を忘れないから