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作詞:長嶋水徳 - serval DOG -
作曲:長嶋水徳 - serval DOG -
『 くらやみを用意しましょう。』 歌詞 大分目の前が 霞んできましたが、 怖いおはなしはしたくありません。 カーテンの外には満面の青が広がって 小鳥のさえずりが胸を暖かくします。 通りすがりの少年の声や 上の階がかける掃除機や すれ違う時計の音たちや 都会へ行くであろう車が 最低な白を忘れさせてくれます。 最低なくにを忘れさせてくれます。 今の私には通じないでしょう。 本を読むことしか取り柄のない私でしたが、 4月の生ぬるい風と貴方がやってきました。 貴方は白いユリを大事そうに抱えて、 こちらを見つめています。 口をあけてとじて、 "はなし"をしているのですか? 今の私には通じないでしょう。 雲が流れて、夕になっても 貴方は白いユリを大事そうに抱えて、 こちらを見つめています。 視界から微かにみえた 貴方の表情は、 可笑しくて。 可笑しくて、可笑しくて、 可笑しくて、可笑しくって。 そんな可笑しい貴方のことで只ひとつ。 只一つだけ。 貴方の好む宗教を好きになれなかったこと。 これだけは仕方ありませんでした。 私は無神論者でしたから。 それでも、あらゆる種類のキャンドルを焚いたこと。 (「鬼だ!鬼だ!やっつけるぞ!」) それでも、あらゆる星座に勝手に名前をつけたこと。 ( 観測ごっことでも呼んでください。) それでも、ちいさなサボテンを花屋で買ってみたこと。 ( 水やりは貴方がしてくれているの?) それでも、ちいさな生命を授かろうとしてみたこと。 ( これだけは叶いませんでした ) けっして、忘れてはいけないもの。 ・ ・ ・ 貴方は大事そうに抱えていたユリを置いて、 どうしているの? ああ、まぶたがおもたい。
静岡出身のシンガーソングライター、宅録アーティスト。 『未確認フェスティバル2019』ファイナリストへの選出を機に若手オルタナティヴ・シーンのホープとして躍り出たバンド、MINOR THIRD。そのフロントマンである長嶋水徳が、“長嶋水徳 - serval DOG -”として2022年にソロ活動を本格的に始動。 自身で全楽曲の作詞・作曲・編曲・レコーディング・ミックスを自宅スタジオで行う。 異才を放つダウナーかつ感情剥き出しの楽曲に、唯一無二の特徴的な声は、儚くも力強いオルタナティヴ・ポップネスを表現し、既に早耳リスナーや各種プレイリスター、音楽関係者を筆頭に話題を集めている。
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