歌詞

まだ5時前なのに 街は色づきだした 月は控えめに光り ムードを脚色してる 変わる気配のない 駅前の信号で ワゴン車のヘッドライトが 流れ星にみえたのです もし願いが叶うのなら… ねずみ色のコートを着た 君とあの時計台の前で 待ち合わせとかしてみたいな 白い息を吐きながら 君がキョロキョロしてるのを 遠くから見てにやけたりしたいな 僕を見つけた君の笑顔に 囚われてみたいのです 奪われてみたいのです 信号が変わって 足音が歌いだす アップテンポのハッピーソングのような 悲しいバラードのような 今朝の予報じゃ 今夜は雨だったのに 白い大粒の雪が 僕の手のひらで溶けた 思わず空を見上げた 物珍しくなんかない でもなぜか特別に感じたんだ 初めて僕の世界の空に 光が射した夜だから 白いセーターがよく似合う 君とあの時計台の前で 待ち合わせとかしてみたいな かじかむ手をさすりながら 駆け足で僕のとこに来て 少し上目遣いをしながら 「ねぇ、待った？」って君のその声に 囚われてみたいのです 壊されてみたいのです 奪われてみたいのです