
歌詞
作詞:玄徒ハクビ
作曲:玄徒ハクビ
午前4時 青い海 溢れるくらい借り物の世界に 2月に吐いた息はこの部屋を飾ったの 誰にも似てない私は誰なの 仲間外れ 間違い探し いつか欠くした彼方の影法師は 待ってるから呆れるくらい に 朝が差し込んで君を待っていました 神様いないなら「私が光になるから」 君は声を紡いで私の名前を呼ぶの 静かな夜明けと海岸通り2人の影 「あなたの個性はどこなの?」って 一体全体言われましても 「私の手札はこれだけなんです」ガラスの靴など履けやしないの 「私の心は誰が触っても救われはしないの」なんて 君を待っていました 声は泣いていました 「神様、私は今日から1人になるから」 明日も声を繋いで彼方の名前を呼ぶよ 静かな海辺に辿り着く2人のこと
楽曲解説
大学1年生の2月、慌ただしい都会の雰囲気に埋もれかけていた頃。池袋で飲んだ帰り道、終電を急ぐ人達の中で、電光掲示板に映る鎌倉という文字に魅せられて、私の終電は池袋発鎌倉行きになりました。 湘南新宿ラインに揺られ、鎌倉に降り立ったのは23時、観光地だからなんとなく大丈夫だろう思っていた期待は裏切られ、駅前のマックとコンビニ以外のお店は見つけられませんでした。鎌倉という情緒あふれた町で朝までマックはないなと思い、藤沢まで歩くことにしました。 その時、携帯の充電が30%しかなく、頭の中でデフォルメされたアバウトな地図情報だけうを頼りに、自分の進む方向を確認してはすぐ電源を切って歩く...そんな拙いことを繰り返して藤沢を目指し歩きました。 茅ヶ崎の海岸通りで走り屋が横を何台も走り抜けていき怖かったこと、来ないとわかっていてもひかれて死んだらどうしようと思いながら江ノ電の線路をスタンドバイミーしたこと、極楽寺の駅前のベンチで飲んだジョージアのエメマンがとても暖かかったこと、午前4時の江ノ島海岸はナンパ野郎のものではなく自分のものだと思えたこと、これが私の「うみべの出来事」です。
アーティスト情報
割り切れない思いを、なかったコトにしたくないから。 このイントロが、あなたのはじまり。 東京×新潟を愛するバンド vo/玄徒ハクビ dr/ailuroad gt/吉岡大地











