歌詞

作詞：Fukami Kazushi

作曲：Fukami Kazushi

昼の空が何故だかオレンジがかってる 木枯らし漂うビル群の中独り 気づけば夏が終り告げたあの日から 青春の遺灰は風に溶けて消えた 夜空の三角形が妬ましく見える 零れ落ちそうで落ちない 未知なるプロローグが ネタバレしないように鍵をかけられてる 間違えたイマを正解にして 午後４時半の暗闇 街は光を灯す 働く人達 屋上で黄昏る人 未来に希望はなくても 足元にも何もないから スクランブルに交わる声 鬱の背比べ この時代に生まれたシャボン玉の行く末で夢を見た 他愛無い空白 雨は只乾いた空気を濡らしてく 冷込んだ夜でも雪に変わらないまま 地上は白夜のような渋谷の街でも コマーシャルビジョンは 静かに電源落とす 東の空からの光を待ってる 触れそうで触れそうにない最上階の灯 嫌われるのにも慣れたって言っても 無意識のうちに木霊する心残り 待ち人は来ないけど 何故か期待してるのは 昨晩見た星達が 強い光放ってて 「都会では見えない」とか聞いた話と違ってた 割と皆誰もが強がりなんだね 午後４時半の暗闇 街は光を灯す 働く人達 屋上で黄昏る人 未来に希望はなくても 足元にも何もないから スクランブルに交わる声 いつか見た悪夢の延長線上がここだとしたら 引き摺りそうな栄光は切ってしまおう 自棄にならぬ程度に丸めた新聞紙を焚火にくべた煙はなんか懐しくて 鬱の背比べ この時代に生まれたシャボン玉の行く先で 夢から覚めたあの日から 昼の空が何故だかオレンジがかってる 木枯らし漂うビル群の中独り 気づけば夏が終り告げたあの日から 始まっていた