歌詞

作詞：碧乃ラズリ

作曲：鹿３

片恋桜 風に舞い上がりし 初桜 永遠(とわ)に 恋と散る 流れ流れ君想へば 涙こぼれ出づ... 満天に咲く花明かり 玉響(たまゆら)の夢うつつ 赤心携えて 嗚呼 君をば待たむ さんざめく花嵐 片時雨のごとく せせらぎに舞い散れば 麗し花筏(はないかだ) 灯火消え入る恋蛍 胸打ち潰れし憂き身世よ 人目無く儚き望月よ 暁闇(ぎょうあん)に暗れ惑う 華美に踊れ さあ舞い踊れ 靡く髪を 煌めかせて 艶やかな 花姿 久遠(くおん)に 咲き誇れ 天(あめ)に踊れ さあ舞い上がれ 靡く袖を ひらめかせて 今宵 咲き零れしは 端役の片恋桜 忘れ貝拾へども 君は忘らへなくに 夜を日に継ぎ彷徨う 嗚呼君をば待たむ 咲き匂ふ花弁よ 香(か)は留まざりけりな 花鏡に移りし 泡沫の蜃気楼 月に叢雲(むらぐも)、花に風 いたずらなあだ情けさへ ひと雫零れた涙は 水面に揺れ落ちる 華美に踊れ さあ舞い踊れ 光る頬を 煌めかして たおやかな 花姿 久遠に 咲き誇れ 天に踊れ さあ舞い上がれ 濡れた袖も 振り乱して 今宵 咲き零れしは 端役の片恋桜 舞い踊りし 花吹雪 靡く髪を 煌めかせて 艶やかな 花姿 久遠に 咲き誇れ 天に踊れ さあ舞い上がれ 靡く袖を ひらめかせて 今宵 咲き零れしは あてもなく 独り 散りゆく 儚き 片恋桜