歌詞

「昔話をしよう」 これから出会う誰かと景色 これまでの君の話を 「約束覚えてる？」 色褪せぬ君の声に僕は 声も出せず頷いたんだ ブルーの夢の縁 虚ろな僕の船いつも 繰り下げる現実を唄う とりあえずの僕らには 届かない時間と距離だ、ほらね 君と僕で分かつだろう ねぇ僕を弁護する数多の嘘たち 君にとっての歪んだ僕を消して、ねぇ 僕らそれぞれの世界 重なることなく生きる罪 君が疎う僕、鏡で見た僕の影 僕達が確かめる レンズ越しの青空は 昼と夜の僕らを今も確かに繋いでる 迎えに行くよ 君の街には咲かない花と これまでの思い出背負って 僕が見捨てた僕 いつも忘れられないその僕を 認めることにするよ いま目の前で涙を流す君も、 夢の中で笑顔の君も同じ質感で 僕らそれぞれの世界 重なることなく生きる罪 僕の目に映る君は、 たぶん僕が見たいままの君 虹の根にある夢の縁、 約束しよう、いつかきっと 僕らだけをその景色に、添えよう 僕らそれぞれの世界 重なることなく生きる罪 繰り返そう、手を繋ぐ意味がなくとも 僕らそれぞれの世界 重なることなく生きる意味 誰でもいい、僕の本当を映して 今はもう対岸にいる 君の本当を写せたら いつか何処かで会える時が来るでしょう 「昔話をしよう」 隣にいる君の声に僕は 声も出せず頷いたんだ