歌詞

作詞：錵

作曲：錵

幾度目の 夜を過ごし 未だ死なずの 身を呪う 飢えも乾きも 無縁だと 何度 羨ましがられたか 肌を切る 血は赤いが 傷はすぐに 塞がる 「悪魔の子だ！」と 罵った あの子らが 真実じゃないか アナタの生 そのものが 奇跡だと 教わったけど 愛する者を 救えない それどころか 命を奪う これは本当に （ーー奇跡と呼べるの？） 風が吹く 神殿を抜けて 亡骸の砂を 天へ ただ一人 生き存えることに 意味は あるのか もしも 神さまが 存在しないのならば 「神の御業」たる ワタシも イナイのか 誰か 教えて 幾度目の 新月か 星も無い 闇は深く このまま黒く 溶け込んで 混じって 一つになりたいよ ワタシの生 そのものが 災いと 知っていたなら 愛する者を 遠ざけ 独り生きた 命を棄てる これで漸く （奇跡と呼べるのーー） 風が止む 音無き世界は 無間の 牢獄のようで 赦されぬ罪を 責め立てる そうか アナタが 風が吹く 存在を示す 亡骸の砂は 崩れ ただ明日を 迎え続けることに 意味は あるのか もしも 神さまが 存在しているならば 「神の御業」たる ワタシも イルのかな どうか 奇跡を…