歌詞

幼い頃の願い事は 全てが夢　空想　物語 叶わないって転んで学んだ 教えられなくとも身に付けた 傷を隠す噓のつき方や 迷子になった時の戻り方 本当の夢を諦めるための 悪い記憶の飛ばし方 本当はもっと違う自分になる予定で 今だって実は心に嘘をついている あの頃の｢彼｣の目をじっと見つめたまま 「想像通りだ」って言えるかい？ あの日上空を駆け抜けていった 列車を僕は見たんだ 星に願った言葉を 今でも思い出せるか 何気ない日常の 尊さに気付いたとき 片道切符はきっとそこに 発車の合図が鳴り響いていた 空を見上げる余裕なんて もうない もうない ある訳ない やらなきゃいけないことばかり 惰性でこなした昼下がりに 飛び込んだニュース 今宵数千年に一度の天体ショー・デイ 忙しいんだ 大人を舐めるな みんな呑気でバカみたいだな 失いたくないものばかり いくつも増えていくけれど 持ちたくないものばかり なんでか増えていくけれど あの頃の｢彼｣に目をじっと見つめられる 「僕は僕のままだ、って言えるかい？｣ 騒めきが街を隠して 誰もが空を見ていた 時間をなくしたこの世界が とても眩く光った 上空を駆け抜けていった 列車をこの目で見たんだ 星に願った言葉は 彼と同じだったんだ 何気ない日常の 尊さに気付いたとき 片道切符はきっとそこに 発車の合図が鳴り響いていた