歌詞

罪念 富見男に一億輪の花束をもらってから5年と3ヶ月が経った 左腕の痣が少しずつ大きくなる 彼のYouTubeチャンネルに 『【お得情報】蜻蛉（かげろう）が財政破綻した日』 が投稿されてからファミリーマート青鍵山店で販売中の「手摘み果実を使用したフルーツミックス」の「もぐナビ」ページに使用されている画像のJaggyがよく見えるようになった 星を数えましょう Playback Boy植木 形の先と 裸足の跡を 2017年10月10日 俺たちは社会科見学で工場へと来ていた 狭いスペースに体育座りさせられる児童たち 肥満児である俺にとってそれはあまりにも苦しすぎた 鉛筆を持つ手 俺の腕は限界を迎える 勢いよく放たれたその先は 近所のサッカークラブに所属するクラスメイト・H君 彼の左膝には黒鉛の跡が残り続けたということは、言うまでもない…… あの日隠した 袖の広さを きっと本当はとっくの昔に世界は終わっていて 僕ら終わらない日々を過ごし続けている たった今僕を見て笑いかける君の姿ですら 触れられもせずに消えてしまう 誰のせい せい 僕のせいって たとえ僕がこれから先に君に出会ったとして どうせあの頃の僕らに戻れるはずがない たった一つ僕の願い事が君に届くならば どうかあの間違いを謝らせてください あぁあぁわからないよって