
警報のあった日 - ナクモ&めろう
世界電力歌詞
作詞:世界電力
作曲:世界電力
港沿いは曇天で波風が立っている 腐食の進んだ鋼材と機械油のにおい 「嵐がくるよ」って誰かが言っていた 海風は轟轟と互いに唸って交差している だれもが永遠に仲良しじゃないから ひどい口論の残響が耳元でわんわん啼いている 心臓の裏を悪い汗が伝って 肩腕を抱き寄せても破裂に耐えられない 街を巨大な腕が掠めて風が壁ごと窓を叩いた 黒い影、海を持ち上げて 歩行可能な怪物が防潮堤を跨いでしまいそう いつだって言葉は余るか足らないか でたらめなままで届いてしまう 過ちの数だけ爪が立ち見えない傷がまた膿んでいる 強い言葉では掬えない複雑な根を張る痛みごと 穿ってしまって、ぜんぶ攫ってしまえよ 街を巨大な腕が掠めて… 風の咆哮みたく頭がくるいそうだ! やり直せないのはきっと当たり前だよ すべてはもどらない、だから赦されない ぬぐえない孤独はいつでも夜のむこうから 足取りや言葉を辿って背後に立つから 欺瞞や、誤答や、見限りのすべてが 肩透かしであればよかった
アーティスト情報
代表作品: 『警報のあった日』 - ABCテレビ「GAKUON!!」9月度ピックアップ曲 『アンサーアントーカー』 - テレビ神奈川「関内デビル」4月度EDテーマ 『歩行訓練』 - 「ボカコレ」アプリWebCM放映楽曲 オルタナティブでポップなバンドサウンドと、のびやかなメロディがひかる、歌詞のすてきな日本語ロックを好んで制作しています。











