歌詞

一年に一度届くハガキ 一年に一度届くハガキ　それが年賀状だ 絵面と字面と文面に　様々なその人が浮かぶ 軽快に達筆でつづるもの　豪華に印字されたもの 社交辞令で何もないもの　命からがらペンを取り投函にこぎつけたもの 姉の言葉の意味が　身に染みるようになった頃 私の姉は　いつも　言っていた 「社会人になったら 毎年必ず、年賀状は 出しなさい」と 卒業以来20数年　一度も顔を合わせていない 旧友からは一度も　年賀状が途切れない 晴れの日ばかりじゃなかったろう　むしろ曇りや嵐が人生さ それでも途切れることはなく　毎年必ず届いた年賀状 その生真面目さと礼儀正しさ　ただ人として敬服する ※ repert 20数枚厚く厚く　重ねられたハガキの重み 浮き沈み激しい人生で　この長い長い人生で 苦楽ともに合わせて　一本道貫く その人間の真実が見える　地道な積み重ねは信頼に変わる 来月は学会でこちらを訪れる　出来得るもてなしで僕は待つ ※ repert