
歌詞
作詞:ゆめゆめ
作曲:ゆめゆめ
流線型の感情は 体温ひとつで存在証明を 流動体は滴ってジプシー 足跡を絶った排水溝 その笑顔も優しい嘘も この頬を伝う指先も 許しちゃいないが触れ足りないや 飾らない日々の蜃気楼 故に人間は未完全だった 冥王星からひとっ飛びでほら 君の胸に飛び込んで死んだって 本望だって思える生涯で 報われないままこんな人生で やっと覚えた言葉は愛だった 前頭葉からほと走っていた このシグナルは何処へ向かってゆくの 窮屈で最高の現実へ 何故か最後のピースが見つからない 僕に必要なものなんだけど 鼻唄で誤魔化したこの静けさは 不快極まりない事態 洒落たベッドじゃぐっすり眠れない 僕に必要なものなんだけど ガラクタにしか見えないや またひとりの夜を越えるのか 運命星で交わした愛は 花火の様にフェードした 星芒形の熱情は最後 まばらに光ったシンメトリー 純透明でもまだ縋っていた 反重力の夢に沈んでいく 最高潮の舞台で死んだって 本望だって思える生涯で 痛みを知らずに生きていたかった 一生子供のままでいたかった 今朝すれ違った私立学生が コンクリートから花を咲かせていた 窮屈で最高の現実で ワインレッドのヒールで駆け抜けた 僕にはもう要らないものだけど かさぶたみたいな面影に期待を寄せた 馬鹿みたいな殺風景 ネオンライトの街路で見つけた 僕に必要なものだったもの さよならきっと会えないね もう1人で生きていけるから 愛のままに 大都会のライト 閉塞の呼吸とあんな態度 打坐だらけでもまだ、案外不安じゃない てんで満たされない(あい) エンドロールまで せいぜい惰性で付き合って 蝉時雨、憂いの擦過傷 載は半か丁、大都会の喧騒 この傷が癒えない跡になってしまう前に 花びらを千切るだけの二人でいよう
楽曲解説
大都会のネオンが滲む片隅で、寂しさを埋めるように身を任せる二人がいた。眩い光と嘘が混ざり合った蜃気楼のような関係の中で、互いの体温だけが唯一の存在証明だった。主人公は、このまま報われない人生だとしても君に飛び込んで死ねるなら本望だと、極端な情熱を燃やす。前頭葉を駆け抜ける衝動が「愛」という言葉を導き出したが、どれほど着飾ってもパズルの最後のピースは見つからず、満たされない静寂が部屋を支配した。 やがて、運命だと信じた熱情も打ち上げ花火のように儚く消えていく。ある朝、コンクリートに身を投げた学生のニュースを目にしたとき、煌びやかな世界の虚無感に、主人公の中で何かが決定的に吹っ切れた。足元を締め付けるワインレッドのヒールを脱ぎ捨て、夜の街を走り抜ける。そこには相変わらず夜の喧騒に浸るかつての恋人がいたが、今の自分にとってそれは、もう戻りたくない過去の残像に過ぎなかった。 華やかな虚飾よりも、飾らない日々の何気ない呼吸を求めて。執着を決別へと変え、「もう一人で生きていける」と自立を宣言する。大都会の閉塞感の中で、傷跡が深く残る前に、二人はあえて深追いしない「花びらを千切るだけの関係」として幕を引く。
アーティスト情報
大阪発 4piece Band “煙のような人生の巡り合わせ“









