歌詞

「夕日が綺麗だ」って 言っても君は微笑むだけ 最近どうも妙に風が冷たくてさ 寒いのは苦手なんだよ ねぇ もう帰ろっか こんなに一緒にいるのに 伝わらないことばかりで もどかしい想いが募るばかりだ リミットは茜と群青　この二つが交わる時 君の瞳が月を写すまで こんな時間（モノ）じゃ足りない 教室に茜がさすこの時じゃ 君の心に触れることさえ できやしないんだ 臆病なこの僕には 「月が綺麗だ」なんて 微笑みながら君が言う 写真に切り取ったように 時が止まる気がした 君はいっつもそうだ 歌うよう言葉を紡ぐ 僕の気持ちを知りもしないで リミットは茜と群青　朱が藍に飲まれる時 君の瞳が夜を写すまで こんな月（モノ）はいらない 今すぐに君を連れ出すこの青は 君の瞳に写って交わりさよなら告げる また、掴めなかった 君はいっつもそうだ 歌って言葉を紡ぐ 僕の知らない言葉ばかりを 綺麗なものを綺麗というその素直さが憎らしい 夕日が綺麗なんて 月が綺麗なんて そんな事 僕だってわかるのに こんな夕日（モノ）はいらない この場所に青を呼び込むこの色は 君の瞳に写って交わり溶けて消える こんな月（モノ）はいらない 今すぐに君を連れ出す青よりも 僕の瞳に映り込むのは他でもない 「綺麗だね」って笑う君だ 夕日も月もいらない こんなモノよりも君は綺麗だ