歌詞

作詞：ざらめ

作曲：ざらめ

変えられなかったのは運命だろ 狂おしい程 好きで溢れているのに 歩みを戻すことが出来たら 何処まで後ろ向きに進めば良い 触れては反射的に指を離す二人だった だけど慣れてきたら指を絡めて 離れられなくなったよ 繋がるには遅過ぎて あまりに遅過ぎた 幾重にも束ねられた糸が既にあるから せめて夢の中では 眠りの間は 恋人ごっこなんかじゃない関係で在ろう 変えられなかったのは宿世だろ 雨に打たれた葉が頷く 欠伸がうつるほど心頼み 過ぎ去る月日を埋め合わせするように 会話を交える度 「またね」「明日ね」が切ないや わざと取り留めのない話をしては その時を先延ばした 指輪の代わりに愛を ティアラには優しさを 足掻けど結ばれぬなら永遠のファンファーレを せめて夢の中では 朝日が差すまでは 恋人だと胸を張れる二人でいよう 雲の行方も 月明かりも 見てきた景色も 全てが違う 綱渡りのような恋路だった さよなら 別れは何処かへ 美しい恋じゃない むしろ醜くて 吐息を吹きかけるだけで崩れそうだ 互いに苦しくなり 抑え込もうとしたけど 麻薬みたいに蝕む感情は消し去れない 繋がるには遅過ぎて あまりに遅過ぎた 泣き噦る肩を抱くことしか出来ないから せめて夢の続きは 来世があるなら 恋人ごっこなんかじゃない関係で在ろう