歌詞

作詞：ざらめ

作曲：ざらめ

ちょっとした出来事で笑い合えば 顕微鏡でないと見えない虹がかかった そうやって僕たちは幸せだって 歌詞を覚えるように繰り返した 喧嘩なんて憧れるほど 穏やかな時が流れる 猫みたいに寝てばかりいる背中 抱きしめた ミネストローネだけプロ並み 「自慢げな顔が憎たらしい」と 隠れて練習しているのは 見て見ないフリ せっかくの休日も雨が拐った デート用に買った服はクローゼット 窓を叩くような雨音だって 鼻歌を歌えばセッションみたい 毎日が記念日だと言う 今日は何の日でしょうと問う 分かんないや 一緒にいられた記念日でいいかい ミネストローネしか作れない 「他のレシピを教えてくれないか」 ちょっとだけ意地悪な顔して 「いいよ」と言われた ともに暮らし 寝るまで笑い 涙すらも見たことがない 飽きた映画も 古い車も 過ぎた日々も 褪せることはない キッチンに立つ僕ら二人 何のレシピ 教えてくれる ミネストローネだけプロ並み 「自慢げな顔なんか出来やしないよ」 朝食も夕食も全て笑みが溢れる魔法の料理 特別なスパイスはひとつも使っていない筈なのに