少年から
- 1. 少年から
- 2. 年上の、お前
- 3. SORA
¥500(税抜)
text:水谷 禎志
photo:はな
「夢チカライブvol.128」
日程:2018年3月24日
会場:札幌KRAPS HALL
出演:ココロオークション/Bentham/ユアネス/緑黄色社会/-KARMA-
札幌在住・現役高校生バンド-KARMA-。
どこまでもストレートな青春の握りこぶし!!
2018年3月24日、「夢チカLIVE vol.128」。
北海道で17年間続く、北海道テレビ放送(HTB)の長寿音楽番組「夢チカ18」主催のライブイベントだ。
vol.128の出演はココロオークション、Bentham、ユアネス、緑黄色社会、そして-KARMA-。
128回を数える夢チカLIVEの歴史において、全員高校生のバンドが出演するのは-KARMA-が初となった記念すべき日でもある。
トップバッターのユアネスに続き、2組目に-KARMA-が登場し、ライブは「SORA」からスタート。北海道の情景が目に浮かんでくる真っすぐなラブソングだ。
彼らにしてはゆっくりめのテンポ感に畑山悠月(Vo&Gt)のエモーショナルな歌声が心地よい。斎藤陸斗(Ba&Cho)と金田竜也(Dr)のリズム隊もリラックスしたムードで、諸先輩を前に全く気負いを感じさせない。
続いて現在の彼らの代表曲ともいえるライブではお馴染みのナンバー「年上のお前」、疾走感あふれる甘酸っぱい青春ソング「少年から青年へ」と畳みかける。どちらも-KARMA-が歌い奏でることで説得力が生まれる、10代が持つ熱量を凝縮して爆発させたようなナンバーだ。
ファンはもちろん、多数の今日が-KARMA-を初見のオーディエンスも、彼らが抱える悩み・希望・恋愛を堂々とぶつけてくる気合のこもったステージにいつの間にか魅了されている。
感謝と緊張を告げる笑いと感動が同居したMCを挟み、サビの”ガキのまま”というフレーズが印象的な「17歳になって」を披露。
ラストは”目指す先に道はなくとも突き進む”と未来への希望を高らかに歌う「ハレルヤ」からストレートに欲望を吐き出す高速パンクナンバー「くだらん夢」でこの日の-KARMA-のステージは終了した。
とにかく熱く、馬鹿がつくほど熱くストレートなステージ。
ここからこの3人がどうなっていくのかは、正直わからない。ひとつづつ年齢を重ねることで、こんなにも邪気のないステージではなくなっていくのかもしれない。
ただ、一つ言えることは、この先彼らが様々な経験をし学び、時には傷つき、喜んだことを-KARMA-という音楽を通して同じ熱量で共有させてくれるだろうということだ。
このまま止らずにどこまで突き進んでくれるのか、この先も注目していきたい。
夢チカLIVE VOL.128放送日決定!
放送日:5月14日(月)深夜1:50~
5月19日(土)深夜3:05~ *リピート放送
出演:-KARMA-/ココロオークション/Bentham/ユアネス/緑黄色社会
【ライブ情報】
4/23(月) 苫小牧ELLCUBE
5/03(木・祝)札幌 COLONY
6/16(土) 下北沢・近松
7/07(土) 見放題2018
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