10代限定の夏フェス"未確認フェスティバル"初代グランプリのShout it Outが初の流通盤『Teenage』から約3ヶ月というスパンで4曲入りEP『僕たちが歌う明日のこと』をリリース。4曲中3曲は『Teenage』リリース後に制作、残りの1曲は高校時代の楽曲を大幅にリアレンジしたとのことで、最新型のShout it Outを堪能できる作品なのだが......『Teenage』から飛び級とも言えるほどに急成長をしている。サポート・メンバーだったドラムの細川千弘を正式メンバーに招き、さらに結束を強め速度を上げ続ける4人の現況に迫った。
インタビュアー:沖 さやこ
-細川さんが正式加入されて、リーダーに就任。バンドもしっかり固まりましたね。
山内:こいつ(細川)がサポートで入ったときから、ほんまにバンドの空気がガラッと変わって。バンドを支えてくれて引っ張ってくれてる感じがすごくあったんですよね。(細川からは)正式メンバーとしてやっていく気持ちがあるという話は聞いていたので......大阪でクリスマス・イヴに開催した『Teenage』(2015年リリースの2ndミニ・アルバム)の自主企画ライヴのアンコールで僕が勝手に正式加入を発表したんです(笑)。
新山:千弘だけでなく俺らふたり(新山と露口)も全然聞いてへんくてびっくりでした(笑)。
細川:いつまでサポートなのかな......と思っていた矢先のことだったので純粋に嬉しかったです。しかもその次の日が僕の誕生日で。こんなサプライズをされたのは人生で初めてで特別な日になりました。
-今作『僕たちが歌う明日のこと』は、『Teenage』から約3ヶ月という短期間でのリリースですが、いつごろ制作を?
山内:『Teenage』をリリースしてすぐに制作を始めました。「星降る夜に」(Track.3)は高校時代に作った曲をガラッとリアレンジして、あとの3曲は『Teenage』を出したあとに作った曲です。ライヴを開催しながらの制作だったので、休む間もない生活でしたね。『僕たちが歌う明日のこと』はTVドラマ"ニーチェ先生"のタイアップが決まったことでリリースすることになったんですけど、タイアップに引っ張られず、ちゃんと自分たちのやりたいことをやりたかったのでEPとして出したかったんです。『Teenage』は10代が抱える葛藤や不満を歌った曲が多かったんですけど、『僕たちが歌う明日のこと』はタイトルにも"明日"という言葉があるくらい勇気を持って未来に向かって一歩踏み出せるような気持ちになってもらえるような作品にしたくて。未来は真っ暗で何があるかわからへんから......そういう未来を少しでも明るいものにしたかったんです。
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