2017.4.11
【GROWLY 5th Anniversary!】
"MIYAKOTRON"
- PLACE
- 京都GLOWLY
- OPEN/START
- 18:00 / 18:30
- ADV./DOOR
- ¥1800 / ¥2300 (DRINK 別)
- LINE UP
- Moccobond / ALTER EAGO(福岡) / unizzz... / YOOKs(雨の降る街) / the engy
Text:ニシケケ夏ノコ(Gt./ Vo. )
いきなりだが、どうやら60歳からが大人らしい。
私は幼い頃から母子家庭で育った。しかし、別に父親と死別したから母子家庭というわけではない。父親は現在も無事生存してくれていて、私が成人を迎えた時に飲みに誘い、長年の沈黙はたったの一時間で打ち破れたのである。
初めて互いに腹を割ったあの日、父親に質問をした。
「お父さんは大人だけれど、自分のことを大人だと思う?」と。
父親は短く答えた。
「父さんは夏ノコの父親だけど、大人じゃないよ。」
谷川俊太郎さんは大人について、こう語っている。
『自分のうちに潜んでいる子どもを怖れずに自覚して、いつでもそこからエネルギーを汲み取れるようになれば大人になれるんじゃないかな。最低限の大人のルールは守らなきゃいけないけど、時にそのルールから外れることができるのも、大人の証拠。』
(引用:谷川俊太郎質問箱)
なるほど。さすが谷川俊太郎らしい素晴らしい一節だ。...大好きだ。この言葉にストンと納得し、大人になる憧ればかりを大学時代は抱いていた。これが答えだ!と思っていた。
しかし、ふと最近思ったのである。例えば先日のMoccobondのライブ納めの帰りしな、清々しい気分で帰り道三人でタクシーに乗ったのだが(おすすめはMKタクシー)、70歳手前であろうおじいさんがどうやら非常に機嫌が悪い。「ここ左になんか行けやしないんだから!もぉおおお〜!!!!」と叫びが止まらない。リフレインしている。「全然回ってもらってもいいので、なんか、指示が甘くてすいません。。。」と何だか終始おじいさんをなだめる事で頭がいっぱいになってしまった。では、あのタクシーのおじいさんは大人ではないのだろうか?そんな疑問が頭をよぎった。でも、多分間違いなく大人ではあると思う。年齢的にも。
詩人とは“言葉を巧みに使う人”と思っている方が多いかもしれませんが、実は言葉の意味が本当に邪魔だと思っているんです。谷川さんによると『詩とは本来論理で組み立てられているわけではない。その辺の道端に咲いている草花みたいな詩を書きたいんです。言葉にはできないけれどとても良かった、と言われる詩を書きたい。本当に感動したら簡単には言葉にはできない』と。詩人にこんな事を言われれば、詩人に言われたからこそびっくりする。
最近感じてた自分の中の違和感の原因に気づいた。言葉の意味だけで読もうとすると、本当につまらないなぁと。でも心底理解するには、感じるには、経験が絶対必要ですよね。間違いないことが年齢とは四季の回数(日本には四季があるぞ!)、共に生きた肌、体、思い、繋がり、自分と生きてきた長さ、愛と戦ってきた長さ。
それで分かりました。どうやら60歳からが大人らしいです。勝手にそう呼びました!
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