私「下北沢ReG」の店長を務める井上(みんなからは下の名前“カズヤ”と呼ばれています)が、音楽業界の仲間との対談を通じて、今の音楽業界にある課題や将来の展望について語り合うコーナー!語り合ったところで何が得られるかわかりませんし、読んで頂いた方に何をお伝えできるかもわからないのですが、なんだかんだで好評とお褒めの言葉をいただき調子に乗って今月も更新いたします。
Text:井上和也
井上:今回のゲストはMINOR LEAGUEのギタリストとしてステージに立つ傍ら、ライブハウス「Thunder Snake ATSUGI」の店長として、さらにライブハウスマンとしても重鎮でおられます長島さんにお越しいただきました。
長島:重鎮(笑)。いやいや、まだまだ学ぶことが多い下っ端ですよ。この対談、楽しみに読んでから、いつか周ってこないかなーって、密かに狙ってました!
井上:なんと!?それは、ありがとうございます。では、今日はよろしくお願いします。僕たちの出会いは、長島さんがMINOR LEAGUEで「滋賀ビーフラット」にお越しいただいた時ですよね?あの頃は僕も駆け出しブッキングマネージャーで、右も左もわからず必死だったので天下のMINOR LEAGUEに話し掛ける余裕すらなかったような…。
長島:“天下”はやめなさい(笑)。あの時は神田さんの方が関係性が強かったから、あんまり話せなかったね。その後になって色々話すようになって。今じゃ頼れる後輩です!
井上:あの頃は、滋賀県にも活きの良いラウドやミクスチャーバンドがたくさんいましたからね。当時SOUND極ROADという名前で活動していたUVER worldも、MINOR LEAGUEが滋賀に来た時は必ずブッキングあててたと思います。覚えてます?
長島:本当、毎回対バンだった。SOUND極ROADはもちろん覚えてて、メンバーの電話番号も携帯に入ってるし、どうしてるかなーって思ったらスゲー売れてるし(笑)、Back Drop Bombのマスオさんがドラムテックやっていて「どんな音にしたいの?」って彼らに聞いたら「MINOR LEAGUEみたいな音」って言ってくれたみたいで、嬉しかったですね。
井上:それは昔から僕にも言ってましたね。音作りのアドバイスを、僕や僕の上司だった神田さんによく聞いてました。彼らの向上心はハンパなかったですね。滋賀という地方のライブハウスだからこそ、東京のバンドがツアーで来てくれると嬉しいんですよね。だから一生懸命チケット売って、お客さんを集めていいところ見せて、打ち上げでそのゲストバンドと仲良くなって、東京へのパイプを繋ぐという意識の高いバンドが多かったと思います。
長島:その流れは大事だよね。俺も厚木のバンドに話してる。厚木なんてクソ田舎に誰が来てくれるんだよ?って(笑)。せっかく来てくれるんだから、楽しんで帰ってもらいたいなって常々思ってます。SOUND極ROADは毎回一緒にやってて、毎回お客さんパンパンだからまた来るよってなるし。それだけじゃないけど、打ち上げいつも楽しかったしね。
井上:東京に出てきてから僕が思うことは、通常のブッキングライブに対して熱量を持って挑むバンドが少ない気がします。東京はライブハウスも多くて、バンドも月に都内だけで何本もやってしまうからだと思うのですが…。厚木の現状はどうですか?僕も何回かライブをやらせてもらいましたが、その頃と比べてどうなんでしょう?
長島:通常のブッキングライブとイベントの違いが、実は今だに分からないんだけど(笑)、俺が組んでるのに「イベントですか?ブッキングですか?」って聞くやついない?ブッキングってネガティブなワードなのかね?厚木バンドは田舎の良さらしくジャンルなんて関係ないって思ってますからね。まぁ、ちょっと前まではそれくらいしないとバンドが足りないっていう状況だったんだけど…。今はオムニバスを作って“レペゼン厚木”を背負わせてるから団結力が強くなったかな。それを下の子が見て、その輪の中に入りたいと思ってくれる子が増えたきた感じです。良い流れですよ(笑)。
井上:ブッキングする時の僕のポリシーは、各バンド月1回しか出さないことです。チケットノルマを課すわけだから「月1本なんだから、この枚数ぐらい売れるだろ?頑張って売ってライブ当日を堂々と迎えなさい」って教えてるわけです。だから、そのペースで毎回しっかり動員してくるバンドは良いイベントにも誘えるし、大きなイベントのO.Aにも抜擢できる。でも大多数のバンドがこっちの気持ち関係なく、他のハコでのブッキングを受けて月3本ぐらい近場のライブハウスでやって、結果どのライブもお客さんが入らず、我々ライブハウス側も信頼を得られないという。これってブッキングやっている人の“もどかしさあるある”ですよね(笑)?
長島:分かるー!!ただ現状バンド数が足りないからお願いする時は正直あります。月2本くらいですが。都内のバンドって、ここのハコって決めないよね?うちのバンドが都内でお世話になりたい時は、色んなハコに出るんじゃなくって、このライブハウスって決めたらそこだけ出なさいって言ってる。ブッキングスタッフだって人間だし、頑張って出てくれるバンドだったら色々してあげたいって思うしね。ギブアンドテイクは大事ですよね。
井上:そうなんですよね。僕らは面倒見たいんですよね!面倒見させてくださいバンドの皆さん(笑)。 そんなThunder Snakeの、オススメバンドはいますか?そういえばレーベルもやられてますよね?レーベル名見て「さすが長島さん」と思っいました。
長島:LONG=長、ISLAND=島で、LONG ISLAND RECORDSね。名前とか決めるのマジで苦手で。LONG ISLAND SCREAMってイベントをやってたからそこから(笑)。厚木でおススメのバンドは、やっぱり自分のレーベルの歌モノ系の“君ノトナリ”や、メロコアの“two step glory”、女の子ボーカルの“ミライSpeaker”、若手ラウド系の“ARES INWAORDS”、“mildrage”とかたくさんいますよ。
井上:聴いてみます!あ、もう1つ聞きたかったことが。あの「ナガシマ軍団」ってあるじゃないですか?もちろん長島さんが団長ですよね?これは、いつ発足されて団員は何人いるんですか(笑)?長島:もちろんボクが団長です。最初はMINOR LEAGUEで打ち上げをやっていて、いつもガンガン飲んでたら「長島さんに付いていきます!」みたいな打ち上げバカがたくさん出てきて(笑)、マジでダチョウ倶楽部の竜平会みたいなもんで、そこからの流れかな。人数は分からないっていうか来る者拒まずだから(笑)。それこそUVER worldのやつらなんて「長島軍団です!」って言ってくれてたし、KEN YOKOYAMA先輩は「Twitterで長島軍団ってよく見るけど入って良い?」って言ってくれたし、THA BLUE HERBのBOSSはガッツリ軍団員だしね。こう書くと凄い団体だな。
井上:それフェス出来ますやん!恐ろしい面子だなぁ(笑)。僕は前に出るのが苦手なので、乾杯の音頭とかもやりたくないし、だから長島さんが羨ましいです。
長島:いや、俺だって恥ずかしいんだけど、あの「誰がやるんだ?」みたいな空気が嫌いで。誰もやらないんだったら、俺がやって早く飲みましょう的な。俺は目立ちたがり屋だからね(笑)。みんなに笑って欲しいのかな。
井上:いやいや素敵です先輩!では最後に、何かお知らせ的なことはありますか?
長島:お知らせ的なのは特にないけど、自分のバンドMINOR LEAGUEも去年結成20周年を迎えて、21年目の今年も頑張るので応援してください(笑)。Thunder Snakeは無理せずに、やれる事を頑張りたいと思ってます。今年は厚木の地元力を他の地域に見せ付けたいですね。みんなから羨ましがれるみたいな。厚木ってこんなにスゲーんだぞって。
井上:僕が上京して最初に電話くれて飲みに誘ってくれたのが長島さんと、天国にいるSECRET 7 LINEのシンジでした。ホント嬉しかったし、東京でやっていく勇気をあの日にもらったおかげで、上京から3年間で色々築けたと思ってます。長島さん今日はありがとうございました。
長島:そんなこと言われると嬉しい!シンジもみんなに勇気を与えてくれたからね。早くアイツと遊びたいよ(笑)。こちらこそ、ありがとうございました。
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