FAITH インタビュー ~未確認フェスティバル出身、FAITHが待望のメジャーデビュー!未確認がバンドのターニングポイントだった~

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文:荒金良介
写真:松永光希



今注目の5人組バンド、FAITHが1月15日に1stアルバムを引っ下げてメジャーデビュー!彼らは「未確認フェスティバル2017」に出場し、ファイナリストに選出されている。そんな“Eggs出身”とも言える彼らに独自インタビューを実施。「未確認フェスティバル」のステージに対する想いやアルバム『Capture it』について話を聞いた。




――“Eggs出身バンド”として、まずは10代限定の夏フェス「未確認フェスティバル 2017」のファイナリストに残ったときの感想から教えてもらえますか?

レイ:地元でライブをやっていたときは長野県内の高校生バンドだったけど、全国ではどうなんだろうと思って。未確認フェスに出るためにEggsに登録しました。ファイナリストには残ったんですが、グランプリを獲れなかったことが悔しくて。ほんとは高校生で終わる予定のバンドだったけど、もっと上を目指そうと思ったんです。ある意味、僕たちのターニングポイントになりました。


――当時は、高校時代の思い出バンドで終わるはずだった?

レイ:そうですね…。それから「もっとちゃんとやっていこう!」と気持ちが整ったんですよ。


――悔しい、という気持ちがFAITHの原動力になったんですね。

ヤジマ:そうですねえ。悔しすぎて、ファイナルが終わってから審査員の方や出演バンドの方達にも自分たちのCDを渡しに行ったりして(笑)。

Akari:バンドは高校3年間の趣味のつもりだったんですが、ファイナリストまで残れたことで、逆に楽しくなっちゃって。ヤジマも本気で悔しがっていたし、私も悔しいという気持ちがあったから、結果続けてこられて良かったなと思っています。今でも未確認で一緒だったバンドとは関係が続いていて、仲間が出来たというか、よく会います。

荒井:私もAkariと心境は似てますね。未確認フェスで出会った人で、今でも繋がりのある人はいます。

ルカ:俺はファイナリストに選ばれた結果発表のとき、家でラジオを聴いてたんですけど、驚きと嬉しさでめちゃくちゃ叫んじゃって(笑)。そこから希望が見えて、マジでやろうと決心しました。


――未確認フェス以降、バンドやライブに取り組む意識に変化も??

レイ:バンドに取り組む姿勢で言うと、気持ちが一つになりましたね。

ヤジマ:それこそ、みんなで上京して、今は週6日会っているので、自分たちの音楽により真摯に向き合えてるように感じます。


――「未確認フェスティバル」きっかけにEggsへ登録したということですが、実際にEggsを使って、どうでしたか?

Akari:FAITHはEggsにめちゃくちゃ曲をアップしていたわけではじゃないけど、個人的に未確認フェスで一緒だったSome Life、Absolute areaの曲をEggsでよく聴いてたんですよ。すごくいいアプリだと思う。無料で聴けるところがいいですね。

レイ:誰でも曲をアップできるしね。

Akari:そこに自分の曲をアップすることで、認知もされますからね。


――ありがとうございます。そして、今作『Capture it』でメジャーデビューとなりました。バンド的にはメジャーというフィールドに関してはどんな風に捉えていますか?

ヤジマ:まだ実感が湧いているような、いないような感覚です。だけど、FAITHの音楽をより知ってもらえる、いい機会かなと思っています。

Akari:名前だけが大きくなって、実際にライブを観に来てくれた人が「FAITHこんなもんか」と言われないようなライブをしたいです。

荒井:メジャー、インディー関係なく、努力を怠らずにやっていきたいですね。

ルカ:本当にいろんな人が関わっているし、俺たちの音楽をみんなに聴いてほしいと思ってサポートしてくれているので、それは有り難いことだと思っています。


――今作『Capture it』は聴く前から期待してましたが、その期待を上回る出来映えでした。本当に素晴らしいアルバムが完成しましたね。

Akari:嬉しい!

レイ:自分たちでもそう思ってます(笑)。


――FAITHがもともと持っていたポピュラリティがよりブラッシュアップされた印象を受けて、楽曲のポップ性はより一層高まってますよね。

Akari:1曲1曲のジャンルというか、方向性を考えて曲作りに励んだので、いままでになかった雰囲気の曲も作れたし、いままでの雰囲気を残せた曲もあるし、「全部ひっくるめて<FAITH>だよ!」と言える作品になったと思います。聴いた人の好みはあるだろうけど、いろんな音楽の趣味を持ってる人に届くと良いなと。

ヤジマ:Akariがフロントマンなので、ポップであるべきだと思って。今回は楽器隊がオケを作って、Akariがそこに歌を乗せてから、その歌を聴いた上でもう一度オケを練り直す作業を全曲したんです。これまで以上に歌がメインに出てるから、よりポップになったと思います。

レイ:いままではその時々の気分で「いいね!」って作っていたから、どうしても自分たちのクセが出ちゃって、自然と似てる曲が出来たりしてたんですけど、今回は曲のテーマを書き出して作ったし、カラーが違う曲を作ろうと意識しました。でも、そういう風に作っても“FAITHらしさ”は出ているし、1曲1曲の色はわかりやすく出てると思います。10代で感じた想いとかやってみたいこととか、とにかく詰め込んだアルバムになったので、ぜひ聴いて欲しいです。





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profile

FAITH
長野県伊那市を拠点に活動する平均年齢19歳の5 人組バンド。 2015 年、別々の高校に通うメンバーが伊那GRAMHOUSEに集まり結成。メンバーのうち3 名が日米のハーフ。 2016 年、地元で開催された「第6回長野県高校生バンド選手権」で最優秀賞を受賞。2017年開催の10代限定夏フェス「未確認フェスティ バル2017」では、 エントリー総数3199 組の中からファイナリストに選出。同年11月に全国発売された1st Mini Album『2×3 BORDER』が「CDショップ大 賞2018」甲信越ブロック賞やApple Musicの今最も注目すべき新人アーティスト作品に選出されるなど、さっそく早耳リスナーを中心に じわじわ注目が集まっている。 メンバー全員で作曲することで生み出されるポップなメロディ、Vo.Akari Dritschlerのみずみずしく伸びやかな歌声も魅力。 2018年8月に1st EP「UN」をリリース。同年12月には“ロックプリンセス” クリッシー・コスタンザ率いるAgainst The Currentワールドツ アー東京公演のオープニングアクトに抜擢されるなど、音楽へのピュアな熱量と海外のルーツを感じさせるエヴァ―グリーンな本格サウン ドを兼ね備えた存在として要注目!2019年4月10日、2nd EP『Yellow Road』をリリース。 ――市境から県境、そして国境を超えるFAITHのボーダーレスな音楽が、いま、世界と繋がる。――

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